2021年08月07日

スマホの台頭で方向性を変えた商品の複製 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【スマホの台頭で方向性を変えた商品】を紹介致します。

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【スマホの台頭で方向性を変えた商品】


スマートフォンは、電話機能だけでなく、カメラやパソコンの代わりとなり得る多機能の商品です。

スマホは、上記のように色々なことに使用できますので、スマホの登場により、影響を受けた商品はたくさんあると思います。

その中でも容易に想像がつくのはデジカメ市場です。

デジカメ市場は、2010年に出荷台数1億2000万台を突破したのをピークに、年々下がり続け、2020年は1521万台まで減少しています。

今日は、デジカメ本体ではなく、デジカメに関連した商品で脱デジカメによりヒットした事例をお伝えしたいと思います。

「デジカメ」と言えば、もはや一般的な言葉と言えますが、実は、「デジカメ」という文字には、商標権が存在します。

商標権の権利者はパナソニックグループの三洋電機です。

デジカメの登場とともに、三洋電機でもデジカメの開発に力を注いできました。

と同時に、デジカメ用充電池も研究開発し、製品をたくさん作っていました。

しかし、2005年ごろに、デジカメ市場の競争が激化し、充電池(二次電池)の需要も先細りが予測され、三洋電機では新たな市場を探していました。

充電池は、ニッケル水素充電池と呼ばれるものですが、当時の国内の年間消費量は約2000万本でした。

これに対し、乾電池は100倍の約23億本も消費されていました。

そこで、デジカメ用電池に見切りをつけ、100倍の市場の乾電池をターゲットに転換。

ニッケル水素充電池を「繰り返し使えるエコな乾電池」というコンセプトの商品にしました。

一般的な充電池は、購入後に充電してから使うものです。

そして、乾電池に対抗するためにも、ニッケル水素充電池も購入後にすぐに使えるようにする必要がありました。

この技術的な課題をクリアした後、「エネループ」という商品名で発売したところ、世界各国で売れるヒット商品になりました。


<エネループ 商品サイト>
https://panasonic.jp/battery/products/charge/eneloop.html


今までの価値観に見切りをつけるというのは、難しいことだと思いますが、それが出来たからこそ、エネループは大きくヒットしたのではないでしょうか。





※確かに『エネループ』は、とてつもないヒット商品になりました。

常識を覆す画期的な商品開発の裏には“今までの価値観に見切りをつける”という、大きな決断が要るのですね。



Posted by makishing at 09:01│Comments(0)
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