2022年03月27日

18歳から大人に!変わること、変わらないことは?


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【18歳から大人に!変わること、変わらないことは?】を紹介致します。

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●「成年年齢」はいつから変わるの?

明治時代から今日まで約140年間、日本での成年年齢は20歳と民法で定められていました。この民法が改正され、2022年4月1日から、成年年齢が20歳から18歳に変わります。

これによって、2022年4月1日に18歳、19歳の方は2022年4月1日に新成人となります。

現在、未成年の方は、生年月日によって新成人となる日が、次のようになります。

生年月日:新成人となる日・成年年齢

2002年4月1日以前生まれ:20歳の誕生日・20歳
2002年4月2日~2003年4月1日生まれ:2022年4月1日・19歳
2003年4月2日~2004年4月1日生まれ:2022年4月1日・18歳
2004年4月2日以降生まれ:18歳の誕生日・18歳

近年、選挙権年齢や憲法改正国民投票の投票権年齢を18歳と定めるなど、18歳、19歳の若者にも国政の重要な判断に参加してもらうための政策が進められてきました。
こうした中で、市民生活に関する基本法である民法でも、18歳以上を大人として扱うのが適当ではないかという議論がなされ、成年年齢が18歳に引き下げられることになりました。

なお、世界的にも成年年齢を18歳とするのが主流となっています。


●成年に達すると何が変わる?

成年に達すると、未成年のときと何が変わるのでしょうか。

民法が定めている成年年齢は、「一人で契約をすることができる年齢」という意味と、「父母の親権に服さなくなる年齢」という意味があります。
成年に達すると、親の同意を得なくても、自分の意思で様々な契約ができるようになるということです。


◎18歳(成年)になったらできること

例えば、「携帯電話を契約する」
「一人暮らしの部屋を借りる」
「クレジットカードをつくる」
「高額な商品を購入したときにローンを組む」
といったとき、未成年の場合は親の同意が必要です。
しかし、成年に達すると、親の同意がなくても、こうした契約が自分一人でできるようになります。また、親権に服さなくなるため、「自分の住む場所、進学や就職などの進路なども自分の意思で決定できる」ようになります。

さらに、「10年有効のパスポートを取得」したり、
「公認会計士や司法書士、行政書士などの資格を取得」
したりすることもできるようになります。

また、女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げられ、結婚できるのは男女ともに18歳以上となります。

性同一性障害の人が性別の取扱いの変更審判を受けられるようになります。


◎変わらないもの(20歳にならないとできないもの)

一方、成年年齢が18歳になっても、
「飲酒」
「喫煙」
「競馬」などの公営競技に関する年齢制限は、
これまでと変わらず20歳です。健康面への影響や
非行防止、青少年保護等の観点からです。

また、
「養子を迎える」
「大型・中型自動車運転免許の取得」
もこれまで同様20歳にならないとできません。


●一人で契約する際に注意することは?

未成年者の場合、契約には親の同意が必要です。
もし、未成年者が親の同意を得ずに契約した場合には、民法で定められた「未成年者取消権」によって、その契約を取り消すことができます。
これは、未成年者を保護するためのものであり、未成年者の消費者被害を抑止する役割を果たしています。

成年に達すると、親の同意がなくても自分で契約ができるようになりますが、未成年者取消権は行使できなくなります。
つまり、契約を結ぶかどうかを決めるのも自分なら、その契約に対して責任を負うのも自分自身になります。

契約には様々なルールがあり、そうした知識がないまま、安易に契約を交わすとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
社会経験に乏しく、保護がなくなったばかりの成年を狙い打ちにする悪質な業者もいます。

そうした消費者トラブルに遭わないためには、未成年のうちから、契約に関する知識を学び、様々なルールを知った上で、その契約が必要かよく検討する力を身につけておくことが重要です。

消費者庁の「18歳から大人」特設ページ
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_education/consumer_education/lower_the_age_of_adulthood/
では、「18歳から大人」として行動できるよう、関連する情報を紹介しています。特に、未成年の方や成年に達したばかりの方が、社会で一人の大人として生きていく力を身に付けるには、全国の高校での活用を目指している教材「社会への扉」などがおすすめです。

また、消費者トラブルに巻き込まれた場合や困ったことが起きてしまった場合の相談窓口として、消費者ホットライン「188(いやや)!」が設置されています。困ったとき、おかしいなと思ったときにはしっかり相談をすることも大事です。





※成年の年齢の改正が、100年以上を経て、この度行われます。

2歳若返ることが、いろいろな状況の変化を生むと思います。

いわゆる“大人が増えること”は、良いことではないかと、考えます。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



Posted by makishing at 10:52│Comments(0)
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