2009年09月07日

JTBが旅館経営者を支援!



7月1日の日経新聞に、『旅館経営者 JTB、育成支援 4200軒と組み 13億円基金設立』と言う記事が載っていました。要約して、御紹介致します。



JTBは全国の旅館経営者の育成支援に乗り出す。旅館4200軒と共同で約13億円の基金を7月1日に設立。運用益を経営者候補の営業、財務、地域振興など幅広い分野での研修に充てる。国内旅行の活性化に繋げる考えだ。



基金設立まで踏み込んで経営者を育てる取り組みは珍しい。基金の半分はJTBグループ企業18社が、残りは取引先の旅館が加盟するJTB協定旅館ホテル連盟が支出する。研修の運営母体として社団法人「旅館経営人財アカデミー」を7月1日付で設立する。



研修は、宿泊客の獲得、収益管理、人材育成など経営ノウハウたけでなく、地域の観光資源の活用方法なども教える。経営者候補は通信教育でMBA(経営学修士)を取得することも出来る。



2007年度末の国内の旅館数は、1980年のピーク時より約4割減った。研修受講者が、旅館や観光地の魅力を高められれば、外国人旅行客など新たな顧客開拓にも繋がり、国内旅行の取扱高を伸ばせると判断した。





※旅行をする時の次系列の取り込みを、関係する組織全体で考え、研究する姿勢が見受けられますね。

顧客目線に立って、満足度を上げようとすると、こうした動きが必然化するのだと、思いました。



Posted by makishing at 07:02│Comments(4)
この記事へのコメント
 テレビドラマで、「旅館経営の建て直し」・・・・がありますね。京都の旅館では、創業100年を超える老舗が沢山ありますが、最近ではやはりお客様の確保が厳しいようです。今まではめったに利用出来なかった老舗の旅館が、限定ですが、修学旅行生を受け入れています。私のような生粋の京都人からは、いささか寂しいような・・・・反面、若い学生さんに京都の一流のおもてなしを知っていただく良い機会でもあります。本物を知る意味からは、歓迎かな・・・。
Posted by 杉山 久美子 at 2009年09月07日 10:39
杉山久美子様

訪問、ありがとうございます。「旅館経営の建て直し」なる番組は、沢山ありますね。なぜそんなに、とりあげられるのか・・・老舗旅館さんの中で、お客様目線になっていない所が、あるからです。お客様の確保が必要なら、「ウチの旅館、こんなに料理美味しいのに・・」とか言う暇があったら、アグラをかかずに、恥も関係なく、お客様に尋ねる事です。修学旅行生を受け入れている旅館さんは、市場が変わったのを敏感に察知して、自分達が変わった証です。若い学生さんに京都の一流のおもてなしを知って頂く良い機会です。

どのような業界・職種でも、売れている所は、売れているのでしょうね。・・・ちょっと、生意気が過ぎました。失礼致しました。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年09月07日 11:47
お世話になります。

老舗旅館が重い腰を上げた、ということでしょうか。
やはり時代は待ったなしなのですね。

基金が形骸化することなく有効に存続し続けるためにも、運営側と受講側が設立の趣意を共有し続けることが大切ですね。

いわんや我々の仕事においてもです。

有難うございました。
Posted by 徳永 光之 at 2009年09月07日 17:37
これまでの取引だけの関係ではなく、一歩踏み込んで共存共栄を図るのは良い事だと思います。

この方法がどこまで有効に機能するか、今後も見ていく必要がありそうですね。
Posted by 石橋正識 at 2009年09月07日 21:57
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