2012年07月04日

足し算と引き算のサービスとは?



今日は、ある方のメルマガから、素晴らしい内容でしたので、紹介致します。







今回は、6月18日の読売新聞のコラム「編集手帳」から
「100−1=?」
というタイトルでお届けします。


6月18日の「編集手帳」で、
帝国ホテル元社長の犬丸一郎さんの著書
「帝国ホテルの流儀」
について書かれていました。


犬丸氏はホテル経営の難しさを引き算に例えられています。

「100−1=?」

という問いかけも作中からの引用です。

答えはいくつでしょうか?





「99」と答えたあなた、

素直ないい方ですね。



犬丸氏のホテル経営論では

「0」

が答えです。


『部屋には満足しても
選択の仕上がりやレストランの接客など
一つでも不満を感じたお客様は二度と来てくれないかもしれない。

一つでもマイナス点があると、
お客様の評価は「0」になってしまうのがホテルのサービス』

そのように戒め、常に100点のサービスを目指しているという。


泊ったことはありませんが、
帝国ホテルのサービスの高さが想像できますね。




みなさん、どうでしょうか。
「帝国ホテルの考え方はすばらしいですね」
「サービス従事者たるもの、細部まで心を配らないといけませんね」




もちろんその通りなのですが、
歯が浮きそうで、当メルマガには似合いませんね。
少しひねくれてみましょう。

「100点満点を決めるのは誰でしょうか?」


ホテル(サービスの提供者)ですか?

それとも、お客様ですか?



受けたサービスに点数を付けるのはお客様だと思うのです。


お客様の期待するサービスのレベルが100点満点ならば、
それを上回ることができたら、150点満点ぐらいになりませんか?


100点満点のサービスは、完璧に提供しても100点です。

150点満点のサービスを提供できれば
多少の減点があっても100点を超えることができます。



そんな体験をしたことありませんか?

「予想よりいい映画を見て誰彼となく勧めた」とか
「思いがけず泣いてしまった小説」とか


完璧な映画、小説ではなかったはずです。
でも、些細な点は気にならないんじゃないでしょうか。



100点から引き算のサービスではなく
100点に足し算するサービス。


お客様のことをもっともっと考えて、
100点満点に何を足せるか考えてみませんか?



以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。







※如何でしたでしょうか?!

意外にも、気がついていない物事だったりします。

“足し算と引き算のサービス”覚えておきたいと思います。

なぜなら、これは『どのようなことにもあてはまるから』です。



Posted by makishing at 04:53│Comments(5)
この記事へのコメント
今の時代は・・・
「ホスピタリティー(おもてなしの心)」の時代になりました。

お客様や生活者のことを真剣に考えることが大切ですね
石井サト子さんの「おもてなしセミナー」を聞いて感動しました
ありがとうございます。
Posted by 進藤幸男 at 2012年07月04日 08:27
過分な評価をいただきありがとうございます。
コメント書かねばと勇み立ちましたが、意外に難しいですね。


帝国ホテルのサービスは泊ったことの無い人にしてみれば
200点満点ぐらいの価値があるのではないかということです。

繰り返し宿泊するうちに、
だんだん満点が下がって100点満点になるのかなぁと。

あたらめて読み返してそんなことを思いました。
気づきをありがとうございます。
Posted by 岩松 洋 at 2012年07月04日 09:06
過分な評価をいただきありがとうございます。
コメント書かねばと勇み立ちましたが、意外に難しいですね。


帝国ホテルのサービスは泊ったことの無い人にしてみれば
200点満点ぐらいの価値があるのではないかということです。

繰り返し宿泊するうちに、
だんだん満点が下がって100点満点になるのかなぁと。

あたらめて読み返してそんなことを思いました。
気づきをありがとうございます。
Posted by 岩松 洋 at 2012年07月04日 09:06
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。

現代は、おもてなしの心の時代・・・それを痛感することが、多いです。

石井サト子様の「おもてなしセミナー」・・・私も受講してみたいです。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2012年07月05日 05:16
岩松洋様

訪問、ありがとうございます。

帝国ホテルのサービスは、泊ったことの無い私にとって、未知の世界です。

何でもそうですが、一番最初の時の‘受けた感激’を、ずっと大切にしていきたいです。

サービスを提供する側は、そのような‘慣れを打破するもの’を、いつまでも展開していきたいものです。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2012年07月05日 05:23
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