2012年09月04日
「ホームレスになること」
今日は、携帯電話で調べものをしていたら、赤木智弘さんというフリーライターの文章が出てきましたので、要約して一部分を紹介致します(一部、表現を変えています)。
《ホームレスになること》
イジメ問題で揺れる滋賀県大津市で、また問題が。
大津市役所にきた生活保護申請の男性に対し「10日間は野宿生活をしていないとホームレスと認めない」など、虚偽の説明をして追い返していた、とのこと。
この「10日間は野宿生活」という言葉の軽さに問題がある。けっして10日間を外で過ごすことではなく、ホームレスになった時点で、家はもちろん、家財道具一式や人間関係の全てを失い、さらには家に住むという、当たり前の生活様式までも失うことで、人間としての尊厳を大きく損なう。
そして、ホームレスの多くが精神的疾患を負っているのだという。大半の人にとって、1日でもホームレスを経験するということは、私たちが想像もつかないくらい恐ろしい。
物心共にあまりに多くのものを失うから、今後の生活再建が著しく困難になる。
そうした生活保護の必要性を理解せず、ただ帳面の数字だけを見て、水際作戦を良しとする公務員がいるから、いつまで経っても貧困問題は解消されないのだ。
※とても、情けない話です。
なぜ、このような出来事が、起きてしまうのか・・・言葉は生き物で、たった一言が、幸せにも不幸にもします。
【基本的人権の尊重】を、重く考えて、大切にしたいと思います。
Posted by makishing at 06:04│Comments(0)