2015年08月30日

「科学者が作るバイオリン」


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガより【「科学者が作るバイオリン」】を、紹介致します。





【「科学者が作るバイオリン」】



1. 糸川英夫さん


日本のロケットの父として知られる糸川英夫博士は
実に多才な人だったようです。

多才ぶりは著書に現れています。
『航空力学の基礎と応用』(共立出版 1942年)
『宇宙を散歩する』(竜南書房 1957年)
『逆転の発想』(プレジデント社 1974年)
『前例がないからやってみよう』(光文社 1979年)
『糸川英夫の細密占星術』
『糸川英夫の入試突破作戦』(文藝春秋 1983年)
『八十歳のアリア 四十五年かけてつくったバイオリン物語』
※wikipediaより抜粋


今回、「八十歳のアリア」を読みました。

ちょっと感動しましたので書きます。




2. 博士のバイオリン


博士は明治45年の生まれ。
第二次世界大戦中は、戦闘機の設計・開発をされています。

戦闘機乗りから注文された
「速さはいらない」
「敵と遭遇すれば一触にしてそれを切る」
そんな戦闘機を作ったようです。


敗戦後、飛行機に携わることを禁止され、絶望したといいます。
そんなとき、なぜか博士に「安いバイオリンを作ってほしい」という人が現れて
畑違いながらもとりあえずつくってみようかと思ったとか。


その過程は科学者らしいもので、
・客観的にいいバイオリンと評価されること。
・バイオリンの顧客の求める音をしっかり出せること。
この2点を目標にバイオリンを作り始めました。


アプローチは科学者的に感じますが、
客観的な評価と顧客満足の追及、と書くと経営、商売にも共通するものを感じます。




3. バイオリンの評価


博士の作ったバイオリン、
測定したデータではストラディバリウスと遜色ない値が得られています。
聴衆を前にしてのブラインドテストでも同様にいい結果。

でも、演奏者からはあまり弾いてもらえなかったようです。

「仕方ない。人間は感情で判断する」
というのが博士の言葉。

職人が魂を込めてつくったバイオリンの方が
いい音が出るように思えたんでしょうね。

あるいは、得体のしれないバイオリンを認めたくなかったのか。


それでも、
どこの誰だかわからない糸川が作ったバイオリンは
ロケットの糸川が作ったバイオリンになり、次第に興味を引くようになったとか。

45年。80歳までやり続けた博士の心にあこがれます。





※世の中には『能力・実力を備えていても、認めてもらえてない人や組織』は、現状でも存在すると思っております。

あるカテゴリーで、名声があったとしても、畑が替わると一からになってしまいます。

今回も、勉強させて頂きました。最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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