2018年11月17日

生麺うまいまま製法でV字回復


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【生麺うまいまま製法でV字回復】を紹介致します。





【生麺うまいまま製法でV字回復】



今日は、東洋水産から出ている「マルちゃん正麺」についてお伝えしたいと思います。


2011年11月の発売以降、累計で10億食以上売れるヒット商品になったので、食べたことのある人も少なくないと思います。


マルちゃん正麺が登場する前は、袋タイプのラーメンの市場規模が年々小さくなり、まさに衰退市場と言われていました。


少子高齢化が進み人口が減少すると、企業レベルで衰退をとどめることが難しいです。


ですから衰退市場では、衰退を前提に施策を考えるというのがマーケティングなどの教科書に記載されています。


教科書的には、その考えが基本ですが、東洋水産の見方は、ちょっと違いました。


「市場が縮小していると言っても、袋麺市場は2010年で16億8800万食もある」


「長く愛されるような新しい価値を提案出来れば、まだまだ伸びる余地はある」


と考えて、新たに愛される商品開発に取り組もうとしました。


マルちゃん正麺がヒットしたポイントは、いくつかあると思いますが、ヒットの理由の1つに「麺の美味しさ」が挙げられます。


ここでは、マルちゃん正麺は、なぜ美味しく出来たのかという点に絞ってお伝えしたいと思います。


一般的にインスタント麺の製法には、「フライ麺」と「ノンフライ麺」の2種類があります。


「フライ麺」は、蒸した麺を高温の油で揚げたあと乾燥させる製法を用います。


「ノンフライ麺」は、蒸した麺を揚げずに乾燥させる製法を用います。


いずれの方法も「蒸した麺」を用いることが前提となっていました。


蒸す工程があるのは、水と熱によりデンプンをのり状の消化しやすい状態にするためです。


この状態をアルファ化と言いい、湯で麺に戻すという湯戻りのスピードを早めることが出来ます。


マルちゃん正麺では、生麺の良さを活かすため、蒸す工程を省いて、生麺をそのまま熱風で乾燥させます。


蒸す工程を省くとアルファ化が出来ないため、湯戻りのスピードが遅くなるという欠点があります。


従来、乾燥させた乾麺を作る際の熱風の温度は50℃〜80℃ですが、マルちゃん正麺では130℃の熱風で乾燥させました。


高温で乾燥させることで、従来の乾燥工程にに比べてアルファ化をさせてることが出来、湯戻りのスピードを上げることに成功しました。


この製法を「生麺うまいまま製法」と名付けて特許取得にも成功しています。


ポイントは、「生麺を蒸さずに130℃の高温で乾燥させること」という点です。


従来の袋麺とは異なり、生麺のうまさを再現するようにしたマルちゃん正麺は、まさにV字回復となるようなヒット商品になりました。


市場が衰退されているとしても新たな市場を開拓できる可能性を示す良い成功事例ではないでしょうか。





※如何でしたでしょうか?!

衰退市場の状態を真に受けず、食べられている絶対数を‘ちょっと遠めで’観た時に、そこにこだわりの商品をぶつけていったのが、大成功の秘訣ですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



この記事へのコメント
あれは美味しいです。製法が違うのは勉強になりました。
Posted by クラケント at 2018年11月18日 13:10
クラケント様

訪問、ありがとうございます。

製法を、今迄の常識を度外視する事が、次のヒット商品を産むのですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞ー at 2018年11月18日 14:18
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。