2024年01月11日

クレームの電話をかける前に・・


今日は、『会社では教えてくれない50のこと』(中谷彰宏氏著、ダイヤモンド社)より【クレームの電話をかける前に・・】を紹介致します。





【クレームの電話をかける前に、10分待てば、いい電話がかかってくる】


私は、温厚な仏様のような人間ではありません。ムッとする時があります。

ある時、クレームの電話をかけようと思ったのです。相手先の電話番号を調べている時に、電話がかかってきました。その電話が、いい電話だったのです。

私はその後、クレームの電話をかけたか?
もちろん、クレームの電話はかけませんでした。クレームの電話をかけようとした問題は、まったく解決していないのです。
クレームの電話は、結局、問題を解決してくれることを望んでかけるのではありません。とりあえず、心の中にたまっているウップンやモヤモヤを誰かにぶつけたいと思ってかけるだけです。

ところが、その後かかってきた嬉しい電話のお陰で、そのウップンやモヤモヤが全部解消されたから、クレームの電話をかけずに済んだわけです。
私は、ギリギリいっぱいのところで人にイヤな思いをさせないで済んだなと、その時は思いました。神様が、電話をかけてくれたのかなという気がしました。

もしクレームの電話をかけたくなったら、ちょっと待ってみましょう。
クレームの電話は、10分後にかけましょう。クレームの電話は、ちょっとでも早くウップンを晴らしたいからすぐにかけてしまうのですが、10分後にかけるようにすると、必ずいい電話がかかってきます。

クレームの電話をかけようとしていると、神様が気づいてくれます。
「あ、あいつクレームの電話をかけて、誰かをイヤな気持ちにさせようとしている」と、神様がきっと慌てて電話をかけてくれるのです。神様が電話をかけてくるまでに時間がかかるので、すぐにかけてしまうとクレームの電話のほうが先につながってしまう。嬉しい電話が後になってしまいます。
順番が逆になると、あなたは、後からハッピーですが、結局イヤな思いをする人が、もう一人生まれてしまうのです。あなた自身も、嫌な思いをさせてしまったと、後になって後悔するに違いありません。

あなたの心の中のモヤモヤを解消するための方法は、二通りしかない。
一つは、ウップンをぶちまけること。
もう一つは、嬉しいことに出くわすことです。
二通りと言っていますが、本当は一通りしかないのです。
ぶちまけても、100のうち、50ぐらいしかウップンを晴らせません。
ところが、クレームをぶちまけられた人の側に立ってみたら、どうでしょう。クレームをぶつけられるのは、その人のせいもあるかもしれないし、時にはその人のせいでないこともあるのですが、100のウップンが伝わってしまうのです。

100のモヤモヤが、二人で合計150のモヤモヤに増幅します。その人がまた誰かにウップンをぶちまける電話をかけるようになってしまうと、世の中がウップンだらけになってしまいます。それを防ぐために、神様がちゃんと嬉しい電話をかけるように操作してくれるのです。
ところが、実際には神様が電話をかけてくれるわけではありません。あなたが電話をかけてきてほしいと思う人に、「おまえ、あいつのところへ電話をかけてやってくれよ」という命令を神様が出す。

その人が電話をかけてくるまでの誤差が10分です。10分の間に、きっと何かいいことが起こります。
10分待ったら、イライラしてぶちまけようとしていたクレームの電話は、きっとかけなくて済みます。



〔明日のために〕クレームの電話は、10分待とう。





※正月が明けて、えべっさんも今日の残り福を残すのみとなりました。

ビジネスも、通常運転になりつつあります。

ムカッと来ても、10分待ちましょう。その後に、必ず良い事が、舞い込みます。



Posted by makishing at 09:57│Comments(0)
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