2012年10月04日

シリコンバレーの‘ジンクス’とは?



今日は『知らないと、笑われ、ホサレ、はじかれる!? 会社伝説』(ワンツーマガジン社、斎藤一真とデータタンク著)から《シリコンバレーの笑うに笑えないジンクス》を紹介致します。






マイクロソフトやヤフーなど、世界に名だたるIT企業が集中するアメリカのシリコンバレーでも、あるジンクスが語られている。それは、「巨大な自社ビルを建てたIT企業は必ず凋落する」というもの。

たとえば、1990年代にはマイクロソフト社と激しいバトルを繰り返し、世界第2位のソフトウェア会社として君臨していた「ボーランド」社は、1994年に7千万ドルという莫大な建築費をかけてシリコンバレーの南に本社を建設した。

ところが、それ以降業績は急下降。企業買収と社名変更を繰り返して、巨大ソフトウェア会社から開発プロセスツール会社に変身して、本社もテキサス州のオースティンへ移した。

また、コンピューターグラフィックスの分野を築き上げたことで有名なシリコングラフィックス社は、1990年にニューヨーク証券取引所に上場。さらに、1996年には世界最大のスーパーコンピューターメーカーだったクレイ・リサーチを合併するなど、破竹の勢いだった。

しかし、シリコンバレーに新社屋を建設した途端、経営状態が悪化し始め、2000年にクレイ部門を売却。それでも経営は改善せず、2006年には連邦倒産法の適用を申請し、実質的に経営破綻した。

ちなみに、グーグル社はかつてシリコングラフィックス社のオフィスだった建物を間借りして急成長を遂げ、JAVAの開発を行ったことで知られるサンマイクロシステムズ(現在はオラクル社に買収された)は医療施設をオフィスに転用していたなど、元気のあるIT企業はいずれも新社屋を建設していなかった。

こうして見てくると、コンピューターの最先端企業もジンクスからは逃れられないということなのだろうか。






※このような実際の出来事!・・・皆様は、どう思われますか?単なる偶然でしょうか!?

ジンクスって、あちこちで囁かれます。信じるか否かは、それぞれですね。
  


Posted by makishing at 06:43Comments(2)