2011年11月26日

《万全な準備が納得の結果を生む》




今日は、奥村幸治氏の『夢を夢で終わらせたくない』(出版NPO法人ベースボールスピリッツ)の中より《7.万全な準備が納得の結果を生む》を、御紹介致します。




《7.万全な準備が納得の結果を生む》





僕の小学時代の担任の先生が校長を務める小学校で講演をする機会がありました。そこで、先生が僕にこう言ってくれたのです。「奥村、先生が一番感心していたことは忘れ物をせんかったことや」。振り返ってみれば、本当に一度も忘れ物をした記憶がありません。野球の練習を終えて家へ帰ってきた瞬間に、次の日の用意をしていました。この習慣は今も続いていて、朝に慌てることなく、いい形で1日をスタートさせることができています。前もっての準備は、いつの場面でも非常に大切なことだと思います。

準備という点では、イチロー選手ほど準備にこだわる選手もいません。彼は常に同じスタイルで試合に臨みます。(先にも触れましたが、)いつも同じアップを同じリズムで行い、バッティング練習でもレフト、センター、ライト方向へと順に打って終了します。毎日の練習は、まるでビデオを見ているようでした。打席に入るまでの準備も毎試合同じです。股関節のストレッチ、ゴルフのような大きなスイング、バットをピッチャー方向へ向けて構える動作も、やはり同じです。

常に同じ状態で試合や打席に入るのは、違うことをやって調子が狂った時にそれを言い訳にしたくないのだと思います。また、少しでもいつもと違う感覚があれば、早くそこに気づくこともできる。

イチロー選手のこれまでの数々の活躍も他の者には真似の出来ない周到な準備があればこそ。いろんなプロの選手も見ましたが、イチロー選手ほど準備にこだわり、それを貫いてきた選手は他にいません。安定した結果を出すためには、いかに準備が大切か、ということです。






※「準備にこだわること」を馬鹿にしている人は、いないと思います。

ただ、そうは言っても、なかなか出来ないのが、準備です。

こうした文章を読んで、納得できる結果創出の努力を、していきます。
  


Posted by makishing at 06:33Comments(6)