2010年04月15日

“牛”に学ぶ



ある日、家のテーブルの上に、市が主催する、パソコンや演劇、伝統文化を習う講座案内のプリントがありました。


そこに『〜新しい自分発見〜』として、ある詩が載せてありました。紹介致します。




牛はのろのろと歩く
牛は野でも山でも道でも川でも
自分の行きたいところへは
まっすぐに行く
牛はただでは飛ばない、ただでは躍らない
がちり、がちりと
牛は砂を掘り土をはねとばし
やっぱり牛はのろのろと歩く
牛は急ぐことをしない
牛は力一ぱいに地面を頼って行く

(詩:高村光太郎「牛」より)



私は、何か感じる事、出来ました。「何か新しい事を始める時は、焦っちゃダメだよ」と、言われているようでした。皆様は、如何でしたか?



Posted by makishing at 00:09│Comments(6)
この記事へのコメント
なかなか興味深い「詩」ですね。

何かを始める時。

会社員時代。
私は部下に新規プロジェクトの進め方で以下のような言葉をかけ続けたのを思い出します。

「焦らず急げ!でないと納期に間に合わない。」

当然「え?焦らずに急ぐ?」と部下からは怪訝な顔をされました。

「計画を立てたらひたすら全力疾走で実行する。解らないところが出たら必ず止まって聞いてこい。そして一緒に考え不明点が解消されたらまた全力疾走!」

といった自己流解釈のPDCAの方法を貫いていました。

今もこの考え方は変わりません。

高村光太郎氏の「詩」では「のろのろ」ですが現代社会のスピードに合わせるには「全力疾走」になるように思います。

その代わり、ある時点では必ず「確認」し「問題があれば軌道修正」し、その「対策を反映」し、また目標に向けて全力疾走する。

何かを始める時。

「仮説と検証」の繰り返しをしながら進むには「のろのろ」では時間が足らない気がします。かと言って「やたらと急ぐ」とそれは「焦り」になって自滅する可能性がある。

「PDCA」の考え方がやはりポイントになるのでしょうね。

色々と私も考えさせられる記事でした。
ありがとうございます。
Posted by 田中勝範 at 2010年04月15日 07:37
田中勝範様

訪問、ありがとうございます。私も興味深いと、思いました。

「焦らず急げ!でないと納期に間に合わない。」・・とても素晴らしい言葉です。

私は、2つめの会社の時、先輩から「焦らずして、焦れ!」と言われ、いい言葉だなぁと思っていましたが、このほうが良いですね。

高村光太郎さんの「詩」を、このチラシに敢えて使った方の意図が、見えるような気がしています。

「確認」「軌道修正」「対策反映」「全力疾走」キーワードですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2010年04月15日 08:06
牧野さま

補足です。

正確には・・・
「慌てず、焦らず、急げ」です。
Posted by 田中勝範 at 2010年04月15日 08:53
田中勝範様

訪問、ありがとうございます。

追加の補足、感謝致します。

『慌てず、焦らず、急げ』・・・常に頭に叩き込んでおきます。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2010年04月15日 10:31
「牛」に例える発想は素晴らしいですね
何か新しいことを始める際は、焦らないことですね・・・

参考にします。
牛の行動から人間の自分自身の新しい発見につながりました。
Posted by 進藤幸男 at 2010年04月15日 14:34
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。何か新しい事を始めるのに「牛」に例える発想は、全く考えられませんでした。

私達人間は、学びから新しい発見をする事が出来ます。とても、尊い事です。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2010年04月15日 16:28
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