2014年01月04日

“縁”に関する諺


今日は、『ことわざハンドブック』より、縁に関する諺です。





【縁あれば千里】

意味:縁があれば千里も逢い易く、縁なければ対面も見がたしの略で、縁があれば千里も離れた人と夫婦になることもあるし、縁がなければ隣同士でも口をきかないこともある。〈縁は異なもの〉である。




【縁なき衆生は度し難し】

意味:『縁』は仏とのつながり、『衆生』は一切の生物を言うが、ここでは人をさす。仏に縁のなき者に仏法を説いてもむだなことから、人の言葉をないがしろにする者は救えないということ。出典諸芸袖日記。類語には〈猫に小判〉〈犬に論語猫に経〉がある。




【縁の切れ目は子で繋ぐ】

意味:夫婦が離別しようとしても、子があれば思いとどまる場合もある。またかりに別れたとしても〈子が鎹〉となって、再び結ばれることも多いとのこと。




【縁は異なもの】

意味:男と女が結ばれるのは、目に見えない不思議な縁によるものだとの意。〈合縁奇縁〉〈縁は異なもの味なもの〉も同意。





※久しぶりの諺シリーズです。

縁は『あれば千里・万里あっても逢いやすい』ことを、ここ2〜3年で感じました。

年のはじめに“縁”についての諺を出す巡り合わせも、不思議です。



Posted by makishing at 05:06│Comments(2)
この記事へのコメント
瀬戸内寂聴さんのセミナーで「縁」について聞きました。

生きるということは、日々新しい縁を結ぶことだと思う。
数々ある縁の中でも人と人の縁ほど、奇なるものはないのではないか。
思いもかけない人と人が出会い、心惹かれたり、うとましく思ったりする。

一つの縁から次の縁に結びつき、縁の輪が広がっていく・・・
Posted by 進藤幸男 at 2014年01月04日 10:13
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。

瀬戸内寂聴さんのセミナーで「縁」について聞かれたのですね。

『生きるということ=日々新しい縁を結ぶこと』『人と人の縁ほど、奇なるものはない』『一つの縁から次の縁に結びつき、縁の輪が広がっていく』

これらの言葉に感激しました。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2014年01月05日 06:33
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