2014年01月14日
“あること”しかできないからヒットした「ポメラ」
今日は、『知らないと、笑われ、ホサレ、はじかれる!?会社伝説』(ワンツーマガジン社)から《文章を打つことしかできないからヒットした「ポメラ」の魅力》を紹介致します。
ポメラは電子文具などを開発・販売しているキングジムが2008年11月に発売したワードプロセッサ(同社ではデジタルメモと呼んでいる)。
多機能商品が増えている中で、このポメラのできることは、文章を入力することだけ。インターネットの閲覧もできないし、表計算ソフトも使えない。そもそも、液晶は今どきモノクロだ。
今までの発想からでは「時代遅れで売れない商品」ということになるが、これが爆発的に売れた。初年度販売目標は3万台だったが、それをわずか4か月で達成。その後、販売目標を10万台に上方修正するという大ヒット商品となった。
ポメラがヒットした理由は「シンプル」の一言につきる。多機能のハイテク機器を持っていても使う機能は限られているものだ。ならば余計な機能など最初からついていないほうがいい−−−ここまで潔くなるには勇気がいるものだ。
※シンプルイズベストの代表格です。
あまりにも多機能過ぎて、勿体ない物が、多いような気がします。‘ほかす勇気’を貰えます。
市場が何を求めているか・・・耳をすませて、ソォーッと聴く訳ですね。
Posted by makishing at 05:16│Comments(0)