2020年05月12日
アルファ米について
今日は、テレビ情報番組で、尾西食品株式会社が紹介され、保存食として沢山の人に親しまれている中で使われている【アルファ米について】を紹介致します。
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『お米を美味しく炊き上げた後、乾燥させたアルファ米は、お湯か水を注ぐだけで、煮炊きせずに美味しいご飯ができあがる、不思議なご飯です』
アルファ米の『アルファ』とは、お米に含まれる「デンプンの状態」を示しています。お米は70~80%がデンプンでできています。生デンプン(生米)は、そのまま食べてもまずく、消化しにくいため栄養になりにくいのですが、水を含ませ熱を加えると、美味しくて、しかも消化しやすいデンプンに変わります。これを「アルファ化デンプン」といいます。
この「アルファ化デンプン」は、とても不安定なデンプンで、そのまま放置しておくと、また生デンプンへ戻っていきます。つき立ての“軟らかいおもち”がカチコチの“硬いおもち”に変わる、“炊き立てのご飯”が“ポロポロのご飯(冷や飯)”に変わるのは、「アルファ化デンプン」が生デンプンへ戻る現象なのです。
しかし、この生デンプンに再度、熱を加えると、再び「アルファ化」に変化し、軟らかいおもち、ふっくらとしたご飯に戻ります。この様に、デンプンとは非常に面白い特性を持つ物質なのです。アルファ米は、この面白いデンプンの特性を生かした食品です。
アルファ化したご飯は水分を除く(乾燥)と、生デンプンへ戻らず「アルファ化デンプン」の状態を保ち続けます。そして、このアルファ米にお湯や水を加えると、煮炊きせずとも、軟らかく美味しいご飯ができ上がる、という訳です。
※この特性を生かして、携帯おにぎりを発売し、大ヒットしているのが、尾西食品です。
お家ご飯の場が増え、家族全員で食卓を囲むことが増えてきた中で、手間暇かけずに出来る美味しい、ふっくらご飯は、最高ですね。
Posted by makishing at 07:09│Comments(0)