2021年02月11日
ふりかけの元祖と言えば・・。
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【ふりかけの元祖と言えば・・。】を紹介致します。
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【ふりかけの元祖と言えば・・。】
農水省の統計によりますと、日本の国民1人・1年あたりの米の消費量は昭和37年の118kgをピークに、平成28年には、54.4kgまで減少しているそうです。
生活水準の向上や選択肢の拡大にともない、(おかず)の割合が増えたことが要因の1つとも言われています。
また、近年、糖質制限ダイエットの流行により、米を食べる量を調整する人も増えているので、今後、さらに減っていくと予測されています。
とは言いながらも、お腹が減るとおかずはなくても、白米を思いっきり食べるだけで満足する日本人は多いと思います。
おかずがなくても手軽にサッっとご飯を食べるのに役立つ商品として、ふりかけがあります。
今は、たくさんの種類がありますが、ふりかけの代名詞と言えば、昭和35年に発売された丸美屋の「のりたま」があげられます。
のりたまは、今でも定番の商品ですが、実は、ふりかけの元祖ではありません。
全国ふりかけ協会が元祖と認定しているのは、熊本県の株式会社フタバの「御飯の友」です。
御飯の友は、大正初期に同社の創業者で薬剤師でもある吉丸末吉さんが考案しました。
当時、子供たちはカルシウム不足で食事でなんとか補えないものかと吉丸さんは悩んでいました。
そんな中、吉丸さんは魚を骨ごと砕いたものをご飯のふりかけにすれば、子どもたちも喜んで食べてくれるのでは?という発想がひらめきました。
原料として目を付けたのは、当時熊本でもよく獲れていた「いりこ」です。
いりこを加工し、昆布や海苔などの海藻、白ごまやしょうゆなどで独自の味付をしました。
これをご飯の上に乗せると、魚の香りが鼻をくすぐり、またサクサクとした食感がご飯のアクセントになりました。
このようにして完成した御飯の友は、元祖ふりかけとして注目される商品となりました。
冒頭でもお伝えしたように近年は日本人の米の消費量は、少なくなっていますが、同社の商品の売り上げは、それほど大きく減っていません。
その理由は、ご飯だけでなく、サラダやパスタなどにかけるメニュー提案が功を奏しているからです。
商品パッケージの裏には「たまご焼き」や「納豆」「チャーハン」に混ぜて使うことを提案をしています。
魚の存在感が強いので、出汁のような利用法が適していると同社は考え、積極的に提案しているとのこと。
<株式会社フタバのHP>
http://www.gohannotomo.co.jp/
ふりかける対象をご飯に限定しなければ、まだまだ色々な可能性が出てくるのではないかと思います。
※『ふりかけの元祖』は、丸美屋の“のりたま”では、なかったのですね。
そして、大正時代に生まれたのですね。
また一つ、勉強になりました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
Posted by makishing at 11:55│Comments(0)