2021年03月31日

『鈴木さん』謎の苗字、そのルーツを探る


今日は〈日本の苗字おもしろ事典〉(著者:丹羽基二氏、発行所:株式会社明治書院)の『第1章日本のポピュラーな苗字群像』から【『鈴木さん』謎の苗字、そのルーツを探る】を紹介致します。

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鈴木一族について、わたしは長い間、姓氏という立場から調べてきた。ところが、調べれば調べるほど、難点続出で、まことに不思議な苗字である。いわば、日本の姓氏史上、きわめ付きの謎の姓といえる。

まず第一に、その人口が二百万以上もある。五十人に一人の割だが、こんなに増えた理由が分からない。

第二に、スズキという意味が分からない。第三に、東日本、とくに関東方面に多い理由が分からない。

このほかにも、いろいろ不明な点がある(たとえば、祖先の歴史がはっきりしないとか)が、煎じつめると、得体の知れない一族だということになる。

そこで、わたしは、スズキを調べるために、国内はもちろん、東南アジアもほとんど回ったが、その糸口だけはつかんだような気がする。いま、きわめて簡単に結論だけを申しあげる。


①鈴木とは「当て字」で、寿寿木・寿松木・椙木・須々岐・薄・進杵・進来など、三十二通りの書き方があるが、要するに稲積(穂積)に立てた棒のことをいう。
②地方によっては、この棒をススレ・ススシ・ススミ・スススなどともいう(清音・濁音ともある)が、目的は稲魂を招くために立てるのである。棒を伝わって稲魂が稲の中に入ると、来年の豊作が約束される。
③棒を人格化したのが鈴木氏(棒は神聖な招き代)で、この農耕神事を主催するのが鈴木サンであった。
この神事は、いまも東南アジア全域にかなり残っている。


鈴木氏は、もと穂積氏で、熊野神社に奉仕するようになってから、布教を熱心にしたが、農耕の鍵を握る神官として尊敬された。

一族は、全国に散ったが、とくに黒潮に乗って紀伊から房総に、他には三重から東海地方に進出布教し、関東に広まった。熊野信仰は、多目的ではあるが、農民の教化に尽くした功績は絶大であった。

また、鈴木氏はお米の鍵を握っているために、農民はこれとの合一を願った。それゆえ、明治新姓のとき、爆発的に増えたのである。





※如何でしたでしょうか?!

全国の鈴木さんにとって、新しい情報も、あったかと思います。

私にとっては、100%知らない情報だらけでした。

このシリーズ、先が楽しみです。ありがとうございました。



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