2021年11月18日

プライドをかけて作ったポテトチップス 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【プライドをかけて作ったポテトチップス】を紹介致します。

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【プライドをかけて作ったポテトチップス】


ポテトチップなどのスナック菓子を製造販売する企業1つとして、長野県諏訪市に本社がある、株式会社湖池屋があります。

菓子市場は商品の入れ替わりが激しく、ヒットしない商品はすぐに消えていくと言われています。

同社は、2016年10月にコーポレートブランドの統合を実施し、新生湖池屋を代表するブランドとして、スナック界で確立したブランド商品を作ることを決意しました。

そこで、開発されたのが、「KOIKEYA PRIDE POTATO」という商品です。

これまでのスナック菓子の常識にとらわれない斬新なパッケージや100%日本産のじゃがいもを使用しました。

そして、日本らしいおいしさを追求した深い味わいなどが評価されて、2017年の発売開始後、すぐに注目される商品となりました。

2017年は、台風被害による北海道産じゃがいもの不足(ポテトショック)という危機に見舞われましたが、全社一丸となってポテトショックを乗り越えて菓子業界でヒットの目安と言われる20億を倍の40億円に到達しました。

2018年には、日本の誇りである風土・文化やそれが生み出す素材を生かした新シリーズを発表し、2019年には、和の本格食材を使用する新シリーズをラインナップに加えました。

2018年、2019年と続けてリニューアルを行いましたが、相次ぐパッケージの変更やラインアップの追加で「KOIKEYA PRIDE POTATO」の本来の良さが伝わりにくくなってしまいました。

そのため、2018年、2019年は、2017年の売上を超えることが出来ませんでした。

危機感を感じた同社は、2017年を超える最高の「KOIKEYA PRIDE POTATO」に仕上げたいという想いから、パッケージデザインから製造工程・味つけに至るまで細部にこだわりを詰め込みました。

また、高い品質感がありながらも心理的近さが感じられるよう、アルファベット表記であった「KOIKEYA PRIDE POTATO」をカタカナ表記である「湖池屋プライドポテト」に変更しました。

原点に立ち返り、白をベースにチップスが配列された2017年の発売当時を思わせるデザインにしました。

また、中身についても高品質のじゃがいもを厳選し、温度帯を変えながら揚げ分けることで、じゃがいもの旨みが広がる、カラッとした食感を実現しました。

味つけにおいても、下味の上にさらに味を重ねるという2段階の味つけを実施したことで、料理のような奥深い味わいを実現しました。

ポテトチップスとフレーバーとが重なる味わいを楽しみたいという方々のための商品として「湖池屋プライドポテト 神のり塩」「湖池屋プライドポテト 衝撃のコンソメ」を作りました。

またポテトチップスにおいて、じゃがいもの旨み・味わいをそのまま楽しみたいという方々に向けた商品として「湖池屋プライドポテト 感激うす塩味」「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」を開発しました。

この4つの商品群に絞って2020年2月に発売を開始しました。原点に返り細部までこだわった商品づくりを行った結果、2017年2月の売上の約1.2倍を達成する注目の商品となりました。


<湖池屋プライドポテト>
https://koikeya.co.jp/pridepotato_item/


ポテトチップスなどのお菓子は、何か味付けしなければいけないと思いがちですが、「芋まるごと 食塩不使用」は、ジャガイモのうま味を最大限に生かす味付けと製法で作られています。

この商品は、ジャガイモの味をそのまま食べたい人と、塩分を控えたい人の心をうまくつかみ、2017年を超える評価を得た要因の1つではないかと思います。





※如何でしたでしょうか?!

湖池屋の、社運を賭けた実践に、頭が下がります。

本日も、勉強になりました。ありがとうございました。



Posted by makishing at 12:41│Comments(0)
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