2022年04月11日

女性が購入しやすい環境等も整えて発売された商品 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【女性が購入しやすい環境等も整えて発売された商品】を紹介致します。

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【女性が購入しやすい環境等も整えて発売された商品】


インドの自動二輪車の市場は年々増えていき、2017年度に2000万台を突破し、世界最大規模となりました。

その中でも、近年スクーターの伸び率がすごく、2006年に約90万台だったものが2013年に約335万台となり、2020年に約450万台と伸びました。

この要因は、経済成長に伴い中間層が増えているからと言われていますが、それだけでなく、女性の社会進出が大きく影響しています。

インドの二輪車の市場で、高いシェアを誇る日本企業は、ホンダで、インド市場の2位です。

ホンダの次を走るのはスズキで、その後に続くのがヤマハです。

2012年にヤマハは、インドのスクーター市場に参入し、注目されるヒット商品を作りましたので、今日は、その商品と紹介したいと思います。

その商品とは、女性による使いやすさをコンセプトに開発した「CYGNUS RAY」というスクータ―です。

特に、興味深いのは、乗車中に「サリー」を巻き込むことがないように後輪の上にカバーを付加したことです。

サリーは、様々なスタイルで体を包める細長い布で構成されているインドなどの南アジアの民族衣装です。

民族衣装を着た状態で、足を揃えてスクーターに乗れるように工夫されています。

他にも座席を低くして乗りやすくしたり、ハンドルを小さい力で操作可能にしたり女性目線で開発されています。

インドでは、もともと男性向けのまたがって乗るタイプのバイクの人気が高かったため、販売員も男性ばかりでした。

つまり、売り方が男性向けになっていました。

そこで、販売店に女性スタッフを採用し、女性用トイレや休憩スペースの設置など女性に来てもらいやすい環境を整えました。

これが評価されて、新商品の発売開始の翌年の2013年の販売台数は前年比3割増を達成しました。

ターゲットをインド人の女性に絞りこんで開発したからこそ、上記のようなたくさんのアイデアが出てきたのだと思います。

ターゲットを明確にしてアイデア出しを行うことの重要性が分かる事例の一つではないかと思います。





※とても勉強になる事例ですね。

『なぜそれが売れているのか』が見えて来ると、新たな商品が買ってもらえるかも、見えて来ます。

本日も、ありがとうございました。





Posted by makishing at 08:11│Comments(0)
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