2023年05月22日
スティーブ・ジョブズ『名語録』より:その15
今日は、『スティーブ・ジョブズ名語録』(副題:人生に革命を起こす96の言葉、桑原晃弥著)より【イエスではなくノーと言うことだ。】を紹介致します。
【イエスではなくノーと言うことだ。】
ジョブズの成功法の一つは、徹底した『選択と集中』である。
企業はどれだけ多様な製品を持っていても、マーケットリーダーと呼ばれるものがなければ市場で優位に立てない。人も同じだ。器用貧乏より、一つのコアコンピタンス(核となる強み)が要求される。競争力のない製品や能力にはこだわらず、強みに集中することである。
ジョブズが復帰したとき、アップルにはおよそ四十種類もの製品があったが、これという製品はほとんどなかった。これでは勝てないし、利益も生まれない。選択と集中を考えたジョブズは、最終的に四つの製品に絞り込み、組織の徹底的なスリム化を断行、アップル再生への一歩を踏み出した。こう言っている。
「何かに絞り込むということは、イエスではなくノーと言うことだ」
ただし、「楽な仕事じゃなかったよ」とも述懐している。
ジョブズは製品開発においてもノーを言う。
新製品には新機能を盛り込みたがるものだが、ジョブズは違っている。技術者がつけてあたりまえと思っていても、消費者に不要と思えば平気で外させる。アップルのクール(格好いい)な製品は「イエス」ではなく「ノー」から生まれている。
※何かを始めるより、やっていた事を止めるほうが、何倍ものリスクがあります。
スティーブ・ジョブズですら、このような危機的状況を打破したのですから、私たちにもあって当たり前です。
越えられない壁は、ありません。成長するチャンスと思いましょう。
Posted by makishing at 05:56│Comments(0)