2009年02月03日

“安さだけで”買うな

ある日の新聞より

『カノッサの屈辱』『料理の鉄人』等、数多くのヒット番組を企画し、08年には『おくりびと』で初めて映画の脚本を手掛けた、放送作家の小山薫堂さんのインタビューで、御本人がおっしゃっておられました内容です。



今、正に節約ブームですが、お金は欲しいものを手に入れるだけでなく、応援したい企業や商店、作り手に拍手を送る為に使うもの、とおっしゃっておられます。



例えば、マヨネーズがスーパーで180円で売られていても、商店街のおばあちゃんの店で200円で買う事もある。マヨネーズを使う料理を教えてもらったり、笑顔が素敵だったり。幸せな気持ちになると言った付加価値があればいい、との事です。



異常に安い商品があったら、消費者には“なぜ安いのか”と考え、気が引けるなら買うのを止めたほうがいい・・・と。



生産者に圧力をかけて安く仕入れているのか、又は不当に儲けている人はいないか、払うお金の行き先まで目配りしたい、とおっしゃっておられます。



消費者倫理を義務教育で教えたりすると、消費者が育ち、経営のあり方を変え、社会が少しずつ変わっていく筈と、唱えておられました。



限りなく、そして際限なく安さを追求する“手数料ビジネス”と、商品を使い手の立場に立ち、適正価格での商売をする“価値創造ビジネス”・・・両者の考え方は、対極ですが、『ディスカウントショップ、100均ショップVS百貨店、高級店、専門店』の仁義なきに闘いに振り回される事なく、我々が消費者として“買い物”を再度熟考するターニングポイントに来ているのでは、ないでしょうか?それが、世の中を少しずつ良くしていく起爆剤になるような気がしてなりません。



Posted by makishing at 06:43│Comments(12)
この記事へのコメント
そうですね。自分自身「価格」以外でどんな付加価値を提供できるか、常に意識し創造していきたいと思いました。ありがとうございます。
Posted by 伊集院雅人 at 2009年02月03日 08:54
伊集院雅人様

訪問、有り難う御座居ます。

付加価値創造については、『商品・サービス』以外に『自分自身』をいかにして買って頂くか、が肝心・肝要なのだと、思います。

その上で、このブログ上に自分自身をアピールしていく事も、非常に重要な事と、感じます。

これからも、御支援・御声援を、宜しくお願い申し上げます。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月03日 11:04
本当にその通りですね。

安いものには安い意味があって、高いものには高い意味がありますよね。

私のいる業界の商品もまさにそうです。

お客様が判断するための情報を過不足なく提供させて頂いたうえで、私が担当だから購入して頂ける。
現実にはまだまだですが、そうなれるよう精進したいと思います。
ありがとうございました。
Posted by 徳永 光之 at 2009年02月03日 16:23
徳永光之様

訪問、有り難う御座居ます。

『安い意味と高い意味』・・・そして、情報運搬人である営業マンですよね。

徳永様の業界は厳しいですから、正に、商品の話になるまでの“徳永光之”で勝負ですね。

お客様が、いかに判断するか・・・情報を過不足なく提供させて頂くのは、当たり前の世界ですからね。

徳永光之様なら、きっと大丈夫です。

草葉の陰から、応援しております。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月03日 17:01
安いから買う人もいる、高いから買う人もいる
私はある意味、同じだと思います
自分の出したお金に対して、払っていいと価値を認めたときに
人はお金を払います

商品を買うのではなく、その商品から得られる「価値」にお金を払います
営業の上手な人はその価値を上手に「伝える」ことのできる人です
Posted by 尾上 正 at 2009年02月03日 22:19
尾上正様

訪問、有り難う御座居ます。

さすがです!深いです。素晴らしいです。

今回頂いたお言葉、全部頂きました。毎日、激務をこなす、尾上正様ならではの、コメントです。

明日からも、御指導の程、宜しくお願い申し上げます。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月03日 22:33
買い物も心で売るところで買うことができれば

幸せです。商品にも愛着が出てきますしね。

「価値観」納得すれば・・・・ですね。

難しいです。
Posted by 佐伯久美子 at 2009年02月03日 22:41
「安い価格」、「高い価格」には、それなりの理由がある。

本当にその通りだと思います。

営業をしていますが、本当に考えることばかりです。


私が販売する商品にどこまでの付加価値があって、お客様は購入されているか、これを機会に考えることができました。
Posted by 細見 重之 at 2009年02月03日 23:17
佐伯久美子様

訪問、有り難う御座居ます。
売る側、買う側双方に、愛を持てる事が、素晴らしいのですね。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月04日 01:07
細見 重之様

訪問、有り難う御座居ます。

“自社商品にどこまでの付加価値があって、お客様は購入されているか考える”・・・良い機会を創りましたね。

立ち止まり、レビューする事で、新たな発見があります。今回も、それはあった事でしょう。

これからも是非『反省と対策』を繰り返し、成長なされる事を、祈念致します。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月04日 03:08
目からうろこでした。
消費者あっての商品であり、商売なんですよね。
消費者の質が、社会の質に直結してることを痛切に感じました。
消費者としての自覚、とても大事なことだと思いました。
Posted by 晴山 力 at 2009年02月06日 00:13
晴山力様

訪問、有り難う御座居ます。
“消費者あっての商品であり、商売”がメーカー側を振り回している事も、大きな事実なんですよね。
『消費者の質が、社会の質に直結してること』は、全く、その通りです。

“高い安い”もそうですが、“買い方”にも、飽食の時代の我々は、ある種、考えていかないといけないと、思っております。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月06日 03:15
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