2009年02月09日

人の批判は、なくならない?!



ある本で、紹介されていた、こんな話があります。



ある農夫と息子が畑から家路についていました。農夫は一日の労働を終え、満足げにロバの背に、またがっていました。

すると、近所の知り合いが、それを見て彼をなじったのです。「一体何と言う事だ。お前さん、何がそんなに嬉しいか。子供は、どうでもいいのか!」

そこで、農夫はロバから降りて、息子を乗せました。

少し行くと、一人のおばさんが、それを見て怖い顔をして叫びました。

「どうしたんですか!お父さんを歩かせて何とも思わないか。何て親不幸な息子さんな事!」

そこで、息子はロバを降りて、父親と歩き始めました。

すると、誰かが思わせぶりに言いました。「優しいお人だなぁ〜。ロバが疲れたらいけない、と歩いてるわ。」

どうしたらいいか、わからなくなった2人は、2人共ロバに乗って行く事にしました。

家まで、もう少しの所まで来ると、苦しそうにしているロバを見て、誰かが大声をあげました。

「お前ら、犬畜生にも劣る奴だな!かわいそうに、ロバは今にも倒れそうなのが、わからないのか。」

それを聞いて2人は、ロバを担いで歩く事になりました。



・・・と、言うお話です。

結局、何をしても、誰かの無理解や批判って、あるものではないでしょうか。

人により、立場や見方は違いますから、いちいち気にしていても、仕方がない。無理解や批判は、人様の為に正しい事をしていても、あるもの。・・・と、著者は締め括っています。



私は同感です。皆様、どう思いますか?御意見、御感想をお寄せ下さい。



Posted by makishing at 06:36│Comments(10)
この記事へのコメント
その人のためを思って言った事したことが、逆に批判を頂いてしまう場合もあります。その方から見ればそれは非難に値することなのですね
顔が違うように考え方も違うのは当たり前で、それが面白いのですが、自分が輝いていればあまり周りからの言われもない中傷などは気にならなくなり自分に自信が持てるようにもなれると思います
Posted by 尾上 正 at 2009年02月09日 06:46
尾上正様

訪問、有り難う御座居ます。“逆に批判を頂いてしまう場合”“それは非難に値する”全く、その通りだと思います。
《自分が輝いていれば、自分に自信が持てる》と言う事ですね。それが強い精神力を生むのですね。

さすが、尾上様です。

苦難を乗り越えて、今があるのが、納得出来ます。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月09日 07:50
「人に言われたから○○する」のか「……のために○○する」と自分の中に明確な目的があって行動を選択するのかによって違いますね。
後者であれば批判の数に影響を受けないのではないでしょうか。

とは言っても、「人目(人の意見)」、「他人との比較」、「過去の出来事」からは、なかなか自由になれませんね。日々鍛錬です。

ただ、見方を変えると「人に言われたことを、すぐに素直に実践する」という点では優れた素質を持った親子だとも言えます。
何事も一面的ではないですね。人間関係に「正しさ」は不要な気がします。
Posted by 伊集院雅人 at 2009年02月09日 09:52
伊集院雅人様

訪問、有り難う御座居ます。《自分の中に明確な目的があって行動を選択する》事が出来ていれば、そこには“揺るぎ無い信念”が存在しています。

しかしながら、取捨選択はタイミングもありますし、難しいですね。やはり、日々鍛錬です。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月09日 10:39
お世話になります。

驚きました。
この親子、最近の自分そっくり!

仕事を変わり、打ちのめされて、いろんな方に意見を求めてきました。
全て得るものがあり、充実していますが、己が何を成したいかが少しづつ希薄になってきていたように思います。

多くの方から学ばせて頂いたことを踏まえ、もう一度原点に帰りたいと思います。

有り難うございました。
Posted by 徳永 光之 at 2009年02月09日 11:45
徳永光之様

訪問、有り難う御座居ます。
私も驚きました。徳永様が、この親子に似ているのですね。

沢山の方々に意見を求めて、聴いていく事は、大切ですね。
“己が何を成したいか”は、周りの識者に聴く事と並行して、大事ですね。

原点回帰に徹してみて下さい。

5W1Hで考えてみて下さい。

有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月09日 12:35
いつもお世話になります。一ノ坪英二でございます。
この話し私も聞いたことがございます。
ひとの意見やお話しを聞いて、自分の立つ位置がわからなくなる話と
理解しています。
他の人の意見を聞くことはいいことで、
伊集院様と同様に、素直にすぐ実行することは、いいことだと思います。
しかしながら、その中から学ばないといけないのかも知れません。
自分たちの本当に目指すもの、本当にやりたいことについてです。
私もしっかり、考えて実践して学びたいと思います。
Posted by 一ノ坪英二 at 2009年02月09日 20:10
一ノ坪英二様

訪問、有り難う御座居ます。聞いた事がある話でしたか。さすが、一ノ坪様です。

素直にすぐ実行することは、確かにいいことですね。

あまりにも、聞いた事を鵜呑みにしてしまっている感は、ありますよね。

聞いた事を勉強として、いかに解釈するか、よく考えて行動を取る必要がありましたね。

明日も、宜しくお願い致します。有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月09日 20:43
確かに、人には色んな考えがあるので、
賛否両論の意見があると思います。

このケースだと、僕はこの親子に
「ぶれない軸」がないから、色々な意見に左右され、
どうしていいのかわからなくなると思います。

他人がどう思っていても、
「自分の仕事に誇りをもってこうだ!」
というものがあってもいいと思います。
Posted by 田渕 哲人(たぶち てつひと) at 2009年02月10日 08:07
田渕哲人様

訪問、有り難う御座居ます。田渕様の、初めてのコメント、凄く嬉しいです。やっぱり、御覧になって下さってたんですね!

「ぶれない軸」と「可変式のフレキシブル軸」は、相反するものですね。

どこ迄を『こだわり』とするか、どうなった時に、『外部に傾聴を求める』か・・・ある程度は、ボーダーラインを決めておいたら良いかもしれませんね。

最後は、自分が決めて行動するのですから。

これからも、毎日御覧下さい。有り難う御座居ました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年02月10日 08:29
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