2013年04月30日
サザエさんの新キャラが大人気の理由
今日は、定期的に配信されるメルマガから、週刊ポスト4月26日号の、サザエさんネタを要約して紹介致します。
4月7日に2200回という前人未到の放送回数を達成した『サザエさん』(フジテレビ系)。その日の1時間記念スペシャルに、一般視聴者から「大工のジミーが出ないとは、どういうこと?!」との不満が上がった。
ジミーとは、大工の棟梁の弟子として一昨年よりサザエさんに登場した新キャラ。茶髪にヘッドホン、大工らしからぬ襟付きベストという派手なファッションに身を包み、本名は金次郎なのにジミーと呼んでほしいチャラ男風の設定は、古くからのサザエさんファンの度肝を抜いた。
古き良き日本でないとか、サザエさんの世界観ではないという批判も寄せられたが、ジミー人気は徐々に広がった。
毎度ジミーが棟梁や波平らに叱られることで、非常識な若者から成長するさまが人気を呼び、ジミー登場回には「ジミー、キター!」とインターネットでプチ祭り状態になるほど。それだけに記念スペシャルに出なかったのは、がっかりというわけだ。
『サザエさん』の元プロデューサーで作家の大橋義輝氏は人気の理由を、こう言う。
「大工のジミーは、見た目はチャラい若者だけど、叱ってくれた棟梁や波平を尊敬する。ちゃんと叱れば若者は慕ってくれるんだ、という年配者たちにとって夢みたいなことを叶えてくれたから、評判がいいんじゃないでしょうか。」
※たまたま、このジミーをまだ見たことがない私ですが、この文章を目にして、会いたくなりました。
こうしたキャラクターが出てくる時代なのかなと思いましたが、人生経験豊富な先輩方の叱咤激励で、人間力を創っていく若者の姿を映し出すのは、サザエさんという国民的長寿番組の素晴らしさだと、感じました。
Posted by makishing at
06:55
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