2012年05月07日

交通事故被害者の手記



4月26日、運転免許更新の為、大阪門真の運転試験場に行きました。

免許交付に義務付けられている講習を受講した際に頂いたテキスト『みんなを守る安全運転』(全日本指定自動車教習所協会連合会)の中に、ある手記がありました。

それは、飲酒運転によって娘さんの命を奪われた、ある父親からの内容でした。手記の内容は一部でしたが、そこから要約して、紹介致します。




「命の大切さ」


その電話は「家族全員すぐに大学病院に来て下さい」というものでした。すぐに、病院に駆けつけました。警察官と看護師さんが来て「霊安室に行って、確認して下さい」と言われました。
その時点で、妻は腰が抜けてしまい、立てませんでした。娘の変わり果てた姿を見て、頭の中は真っ白で、ショックで声も出ませんでした。
警察官が教えてくれたことによると、娘が道路左側を自転車で走行中、酔っ払い運転でノーブレーキの車が突っ込んできて、娘を50メートルもボンネットに乗せて走行して、やっとコンクリート乗せて電柱に激突して止まったとのこと。
加害者のあってはならない過ちのために、娘は言葉一つ残すことができずに、死んでしまったのに、加害者はそのことを全く分かっていない。加害者のしたことは、娘や私達にとっては、殺人と同じである。
何も悪いことをしていないのに、突然追突されて、誰にもお別れを言うことができず、訳の分からないまま死んでいったことを思うと、あまりにむごすぎる。
娘が亡くなってから、家族で集まったりする機会が多く、その度に、娘のいない寂しさを感じ、私も妻もそして息子達も言葉にならない無念の思いを感じ続けている。

(「もう一度会いたい(遺族の手記)第6集」所収の手記から抜粋)





※如何でしょうか。

絶対に、あってはならない交通事故です。

一人一人の命の重さは、とてつもない重さです。

ハンドルを握る人、車の近くを通る人、みんなみんな、気をつけて、このような悲惨な出来事を、撲滅しましょう!



Posted by makishing at 06:06│Comments(4)
この記事へのコメント
牧野さん、いつもありがとうございます

私にも娘がいて毎日自転車で通学していますが
もし同じようにことになったなら・・・と考えると胸が痛みます

飲酒運転は論外ですが、車を運転する限り誰もが加害者になる可能性はあります

命を大切にの思いで、安全運転を心掛けたいです
Posted by 尾上 正 at 2012年05月07日 06:53
交通事故死は毎年数千人が志望しています
ケガをした人は、その何倍にもなってしまいます

運転する人も道路を通行する人も気をつけることですね
お互いに気をつけましょう。
Posted by 進藤幸男 at 2012年05月07日 07:18
尾上正様

訪問、ありがとうございます。

娘さんがおられると、心配ですよね。ウチの娘も、毎日自転車通学です。

命は大切ですので、それぞれの立場で『これでもか』くらいに注意しましょう。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2012年05月07日 18:35
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。

こちらが悪くなくても、遭遇してしまうのも、交通事故です。

今回の事例のような痛ましい事故は、絶対に無くしましょう。

今回の文章は、できるだけ沢山の人に読んで頂いて、事故撲滅していきたいです。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2012年05月07日 18:42
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