2013年01月25日

《壁に当たった時に振り返れる毎日を送る》




今日は、奥村幸治氏の『夢を夢で終わらせたくない』(出版NPO法人ベースボールスピリッツ)の中より《11.壁に当たった時に振り返れる毎日を送る》を、御紹介致します。





《11.壁に当たった時に振り返れる毎日を送る》






どんな一流選手でも、必ずスランプに陥る時があります。でも、いい選手はスランプの期間が短い。それは抜け出すための方法をいくつも持っているからです。

スランプには原因があり、原因を取り除く答えの多くは自分の中にあります。いい選手は、スランプに陥った時に、今自分は何をすべきかが分かっています。なぜ、わかるのかと言えば、一つは普段から後で振り返れるような練習をしているからです。バッティングなら、バットの出し方、角度、ミートポイントの位置、タイミングなどを感じながら練習をしている。そしていい時の形や感覚を自分の中にしっかりインプットしているのです。

これが与えられたメニューをこなしているだけの選手なら、調子を崩しても「自分は何に困っているのか」ということがわからない。こういう選手は、試合でもヒットが出れば「今日は打てた。よかった!」、ヒットが出なければ「今日は打てなかった。次は頑張ろう!」と思うだけで終わってしまい、積み重ねがない。だからスランプになった時に戻る地点もわからないのです。

よく真面目な選手がスランプに陥りやすいと言われますが、性格的なものよりも野球に対する意識や取り組み方の差が大きいと思います。自分が何を考え、どういう練習をしたかを振り返る毎日を送る。そのために野球日記をつけることも一つですが、普段から目的意識をしっかり持って一日一日を過ごすこと。これが突き当たった壁を乗り越える助けにもなってくれるはずです。





※良くても、悪くても、普通でも、分析をしっかりして、自分の状態がベストの時が、どんな時かを知っていれば、怖いものはありませんね。

「意識や取り組み方の差」は、野球だけでなく、仕事の中身にも言えることだと思います。

今、仕事でスランプに陥っている方!自分自身を解剖してみましょう。



Posted by makishing at 07:07│Comments(2)
この記事へのコメント
ソフトバンクのルーキー東浜投手は、野球ノートをつけていました。どんなに才能や素質に恵まれても、トップになる人は、そうでない人より努力をしているから上になるだけです。努力で補えないものは少ないと思います。
Posted by 原誠 at 2013年01月25日 21:02
原誠様

訪問、ありがとうございます。

『どんなに才能や素質に恵まれても、トップになる人は、そうでない人より努力をしているから上になるだけ』・・・その通りです。

天性の素質がどうであれ、努力で補えるものは、沢山あるのだと思います。‘なせばなる’の心意気で、頑張ります。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2013年01月26日 09:35
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