2013年07月11日
一票の願い
今日は、7月7日読売新聞『今日のノート』より《一票の願い》を要約して紹介致します。
参院選が始まった。論戦に水を差すわけではないが、選挙区間の「一票の格差」は最大4.77倍という。再び「選挙無効」判決が出るかもしれない。
参院は3年ごとに半数ずつ改選されるため、定数は偶然とする決まりだ。
都市部への人口流入が進み、有権者数は東京と鳥取で22倍の開きがある。微調整の利かない偶数ルールのため、格差是正は正解のないパズルに等しい。
最高裁は昨年10月、2010年の参院選を「違憲状態」と警告し、選挙制度の見直しを強く求めた。弁護士グループは今回の投開票後、選挙無効の訴訟を起こす考えだ。
参院では3年前、抜本的格差解消策として、全国を複数ブロックに再編する案が模索された。「人口の少ない県から議員が出にくくなる」などの反対論が出て立ち消えたが、実施されたら選挙風景は変わる筈。
より良い社会にするために。有権者が一票に込める願いに、格差はない。
(社会部主任 広瀬和勇)
※この問題は、選挙戦で大きく捉えられていますが、他の物事でも‘全員で何かを決める時’出てきます。
選挙区間の、その格差が最大4.77倍であり、東京・鳥取で22倍開きがある現実を、どう公平化していくか・・・簡単には済みそうにないですね。
Posted by makishing at 06:08│Comments(0)