2014年09月04日
関西発の世界商品は“鯛の形の醤油入れ”
今日は、『納税月報8月号』(財団法人納税協会連合会)より、巻末のほうに載っていた《関西★新商品発見》(前垣和義氏著)を、一部表現を変えて紹介致します。
【関西発、世界商品!「鯛の形のしょう油入れ」】
「タレ瓶」といわれて、どのようなものかを説明できる人よりも、できない人のほうが多いのではないでしょうか。しかし、それはよく目にしているものです。
寿司や駅弁、それに市販の弁当の中には、しょう油やソースを入れた小さな容器が入っています。これが、そう。以前は、ガラス製や陶器製の瓶であったために、「瓶」の名がつけられています。しかし現在は、ポリエチレン製の材質の物を多く目にします。それも、鯛と思われる魚の形状をしているものがポピュラーでしょう。このポリエチレン製タレ瓶(瓶の表現はおかしいですが。また、鯛形状のそれは、“しょう油鯛”の名称もあるようです。)には、「ランチャーム」という商品名があります。
これを生み出したのが、関西(大阪)の企業で、開発は1957年(昭和32年)のこと。すでに、半世紀以上の歴史を刻んでいるのです。従来の瓶や陶器製のタイプは、コストが高く、しかも割れるというリスクがありました。それに変わる安全で使いやすく、安価なものが時代の勢いである、と読んだ創業者が開発に取り組みます。といっても、すべてはゼロから。つまりは、機械づくりからの挑戦であり、失敗を重ねての商品化であったようです。
ランチャームには、「ランチ」を「チャーミング(魅力的)に」という思いが込められています。鯛の形状は「めでたい」のしゃれからも。ネーミング、形状ともに遊び心が見られるのが関西企業らしく、嬉しくなります。ランチャームのマーケットは、いまや世界に。すごいことです。
※読んですぐに「あ〜あの弁当に入ってる醤油入れ!」と、わかりました。
このような歴史があったのですね!
『ランチャーム』っていう名前だったんですね!知りませんでした。
Posted by makishing at 06:18│Comments(0)