2019年03月11日

ものの本質


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【ものの本質】を紹介致します。





【ものの本質】


日経新聞の記事に、ある飲食店チェーン(ラーメン)の記事が出ていました。

その飲食店は昨今の人手不足に直面して自動券売機の導入を検討しているという。

ただ、その飲食店は以前一部導入してやめた経緯があるとのこと。

自動券売機で注文すると従業員の手間はかからなくなり効率化を図ることができたのですが、アルコール類の注文が減って売上、収益とも下がったということがあり取りやめたということです。

その時も業務の効率化と言う視点だけでなく、人手不足や賃金単価アップという潜在的な課題も見えていたはず。

それが、売上収益が想定以上に下がったということで自動券売機導入撤廃してしまった。

今、人手不足が待ったなし。結局元に戻って自動券売機を恐らく入れていくことになるのだろうと思います。

私はこの記事を読んで経営者は本当に現場の現実を見て判断しているのかなと思ってしまいました。

一旦導入して現場従業員は業務効率がよくなったと感じたはず。バイトの負担も減り、その分社員のバイトに対する管理も楽になったはず。それを廃止してしまったことの影響を考えたのかなと。

そしてまさに現場人財の確保が待ったなしとなって再度導入を検討している。

起こっている現実の本質を捉えられなかったのかなと。

自動券売機導入でアルコール類の売上が減ったなら、廃止してしまうのではなく、どうすればアルコールの追加注文を取れるのかという仕組みを考えればよかったはず。

ロボット(機械)は導入したり廃止したりは、機械を買ったり売ったりするだけですが、人はそんな簡単に採用したり辞めさせたりというように簡単ではない。

現場に与える影響は大きいはずです。

ものの本質を捉えていないと、影響は思った以上に大きいのではないかと心配してしまう話でした。





※とても重要な事です。

現場で起こっている事実を踏まえて、どうしたらいいかをじっくり考えて、実践する事だと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。



Posted by makishing at 07:38│Comments(0)
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