2021年03月03日
「頑張らない」方がうまくいく!!
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【「頑張らない」方がうまくいく!!】を紹介致します。
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「頑張らないと成功できない」
「偉人はみんな努力している」
「努力は必ず報われる」
・・・なーんて言葉を、皆さんも一度や二度は聞いたことがあるのではないか、と思います。
ところが、そんな常識を真っ向からひっくり返す本があります。
脳科学者の中野信子さんが書いた『努力不要論』(フォレスト出版 刊)です。
中野信子さんは、脳や心理学に関する研究を手掛ける傍ら、一般向けの書籍執筆やテレビ番組への出演なども多数あり、ご存じの方も多いかもしれませんね。
中野さんは著作の中で「努力が報われる」というのは『半分は本当』だと言います。
少し説明すると、脳はとても「省エネ」な器官で、考えないで済むことは考えない、覚えなくて済むことは覚えないように働こうとする特徴があります。
これをそのまま放っておくと、考えられない、覚えられない脳になっていってしまいます。
つまり、負荷がかからないと、機能がどんどん劣化していく。
この「負荷」が「努力」です。
適切な努力をした人は、やった分だけ、その人の限界に近い能力を発揮できるようになるわけです。
一方で、「才能は遺伝的に決まっている」と本書では紹介されています。
例に挙げられているのが、陸上選手のケース。
努力が報われるとしたら、適切なトレーニングさえすれば、誰もがウサイン・ボルトのような記録を叩き出せることになります。
ところが、現実は・・・?
そうではない、ですよね。
ボルトがあれだけの記録を出せたのは、生まれつきの骨格や身体能力が高いことも大きな要素の一つ。
アスリートに適した身体に生まれる、これが陸上選手として大成するための大きな要因であるという話も出てきます。
必要なのは、「努力する量」よりも「何を、どう努力するか」。
真の努力とは、成果を出すために必要な
・目的を設定する
・戦略を立てる
・実行する
というプロセスを踏むこと。
ところが、脳は時として「自分はこれだけ正しいことをしたから、許されるはずだ」と思い込むことがあるのだとか。
「頑張る」ことで、自分を冷静に見つめる目を失わせ、努力そのものが楽しくなると、他のことが考えられなくなる・・・と。
努力していると、内側前頭前野という部分が「自分は良いことをしている」と判断し、脳の報酬系が活動、快感を生み出すんだとか。
これを使って「洗脳」しているのがいわゆる「ブラック企業」。
皆さんは、間違った努力をしてはいないでしょうか・・・?
(参考資料)
『努力不要論』
(中野信子 著/フォレスト出版 刊)
※如何でしたでしょうか?!
つまり、一番重要なのは『頑張り方』なんですね。
勉強になりました。
Posted by makishing at 09:41│Comments(0)