2013年11月20日

「定時に帰る覚悟」


今日は、毎週一回、送って頂くメルマガから、紹介致します(一部削除と要約)。





いつもありがとうございます。

今年は台風が多かったように思いまして、気象庁のホームページで調べてみました。
発生数:28
上陸数:2
接近数:14
意外に少なかった印象です。雨がいっぱい降ったからでしょうか。

「定時に帰る覚悟」です。


1. 東大阪のIT企業

中小企業家同友会研究集会の席で、たまたま隣りの方が東大阪にあるIT企業社長でした。

仕事は「Web系のシステム開発」
よくある中小のIT企業です。

その方から衝撃的な一言を聞きました。
「うちはみんな定時で帰ってます。
 どうしても残業してもらうこともありますが、基本は定時です。」


2. 一般的なIT企業

私も以前IT企業に勤めておりました。

システム屋とかブラック企業とか、そんな風に表現される業界です。
パソコンの前で仕事をしていますが、実は体力勝負の業界です。

特に納期が近づくと、終電を意識しながら働いていました。ときどきは徹夜も。
他業種に比べて体や心を壊す人が多い業界とも言われています。

それが普通です。普通と思っていました。


3. 定時で帰る覚悟

どうやって定時上がりを実現しているのか?聞けば当たり前のことでした。

(1) 納期の厳しい仕事は受けない
(2) 他社より高い見積もりで余裕のある計画を立てられるようにする
(3) お客様には、現場にあった使いやすいシステムを作っている

「当たり前のこと」ですが、できるでしょうか?
受託開発がメインの企業なので、仕事に谷間ができるかもしれません。
常に仕事を受託できるようにしなければならず、相当しんどいと思います。


知人にも尋ねてみましたが、特に(2)は厳しい。

価格の低下を数で補っている。
だから、定時で帰るなんてとても無理。

私も同じ返事をすると思います。
その覚悟はありません。


4. しんどくても続ける

なぜこんなしんどいことを?
という疑問が当然浮かびました。

「前の会社でしんどい思いをしてきた。
 だからそんな会社にはしたくなかった。」

また、
「社内結婚で女性が退職するケースが多かった。
 優秀な女性が働ける場を作りたかった。」

だから、社員が働く環境にはこだわりたかったそうです。


つまり、この会社は
「いい労働環境を実現するために作った会社」

言い換えると、
「社員が働きやすい環境を実現するための会社」

社長の人柄があふれ出ている会社なんだろうなと思います。





※この文章から、何が読み取れるでしょうか。

私たちは、ちょっと考えて無理っぽかったら、諦めていないでしょうか。

『覚悟を決めること』って、素晴らしいと思いました。

お読みくださり、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 06:13Comments(2)