2018年05月02日

麺を煮詰めすぎて出来た商品


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【麺を煮詰めすぎて出来た商品】を紹介致します。





【麺を煮詰めすぎて出来た商品】


色んなヒット商品について調べていますと、大失敗から生まれた商品というのは少なくありません。


今日は、その代表的なヒット商品についてご紹介したいと思います。


失敗から生まれた商品を生み出したのは、皆様もよくご存知の日清食品です。


過去のメルマガでも、チキンラーメンの開発秘話についてご紹介させて頂きました。

http://goo.gl/gMsC2y


チキンラーメンを擁する日清食品の研究員たちは、1960年代に、あるテーマに頭を悩ませていました。


そのテーマとは、チキンラーメンの売上が落ちる、夏場に売れる商品を開発すること。


夏場にも売れるラーメンをと日々悩んでいたある日、一人の研究員が鍋で麺を煮ていました。


そんな折に、その研究員に電話が入り、火を止めるの忘れて電話に出てしまい、結構な時間が経過しました。


そのことに気付いた研究員は、慌てて戻って火を止めましたが、煮詰め過ぎて、水気がすっかりと、なくなった麺がありました。


通常であれば、このようなカリカリになった麺を見ると「あー失敗した」と捨ててしまうのが一般的です。


ところが、その研究員が興味本位でその麺を食べました。


その結果、意外にも美味しいと感じて、「これは焼きそばになるかもしれない!」と、ひらめきました。


その後、研究が進み、「フライパンに入れて水を注ぎ、ソース味粉末をかけて、箸でかき混ぜながら水を蒸発させればできあがり」という手軽な焼きそばが完成しました。


1963年7月に「日清焼そば」の商品名で発売が開始され、狙い通り、夏場にも売れるヒット商品となりました。


失敗してもそれを利用できる方法を考えることがいい結果に繋がる可能性があることが分かる事例ではないでしょうか。





※この失敗の実話は、ご存知の方も、多いのではないかと、思います。

“失敗から学ぶ事”は、沢山あります。

問題は、失敗を失敗のまま、なんの思考もなくスルーしてしまう事だと感じます。

本日も、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 08:06Comments(2)