2021年04月29日

シアトルの象徴の1つから名付けられたヒット商品 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【シアトルの象徴の1つから名付けられたヒット商品】を紹介致します。

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【シアトルの象徴の1つから名付けられたヒット商品】


シアトルには、レーニア山(マウントレーニア)があります。

カスケード山脈の最高峰である成層火山で高さは4,392mもあります。

カフェラテの発祥の地であるシアトルとシアトルの象徴の1つであるマウントレーニアから作られた商品と言えば、森永乳業の「マウントレーニア」を思い出される方もいらっしゃるのではないかと思います。

マウントレーニアは、日本で最初にチルドカップコーヒーとして発売された商品です。

チルドカップコーヒーとは、プラスチックカップに入ったコーヒー飲料で、封入した蓋の上にもう一つプラスチックの蓋を被せた容器のコーヒーです。

森永乳業のマウントレーニアは、1993年に発売が開始されましたが、当時、日本においてはカフェラテはあまり知られていない飲み物でした。

同社がマウントレーニアを作ったきっかけは、同社の社員がコーヒー文化が根付く米国のシアトルに行ったことからとのこと。

同社の社員が現地でカップ入りのカフェラテを飲みながら歩く人々を見て、缶コーヒーとは違うスタイリッシュな姿にカッコよさを感じたそうです。

当時のシアトルでは、コーヒーを街中や図書館に併設されたショップで買って持ち歩きながら飲む、というスタイルが主流でした。

一方その頃の日本では、コーヒーといえば自宅や喫茶店などで座って飲むのが一般的でした。

そこで、同社の社員がシアトルでのおしゃれなカフェスタイルを日本にも広めたいと考えたことがきっかけで新商品の開発に至りました。

当時、日本では普通のコーヒーと牛乳を混ぜたカフェオレは定番でしたが、「エスプレッソ&ミルク」から出来るカフェラテはまだなく、これには大きな可能性があると感じました。

そこで、同社は、エスプレッソマシンを独自に開発し、高い技術を持った熟練職人を育てるなど、焙煎にも抽出にもトコトンこだわって、理想のおいしさを追求しました。

また、乳業メーカーの蓄積された技術で、賞味期限も70日(発売当時は60日)という長さを実現しました。

このように完成した商品を「マウントレーニア」と名付けて1993年に発売を開始しました。


<マウントレーニアの商品サイト>
https://www.mtrainier.jp/


今までにないスタイルの商品であったため、当初は地道な販促が続きましたがが、購入者の反響は良く、着実に売り上げを伸ばていきました。

2005年にスターバックスコーヒーが日本に参入したことでカテゴリー認知が一気に高まり、マウントレーニアの勢いも加速し、販売本数が発売当初の9倍にまで成長したヒット商品となりました。

シアトルに関連した記事を書いていると、当時の思い出も蘇ってきたため、また行きたくなりました。

早く海外にも自由に行き来できる日が戻ってくるといいですね!





※如何でしたか!

日本は、この分野でも、遅れていたのですね。

歴史を感じました。本日も、ありがとうございました。



Posted by makishing at 10:10│Comments(1)
この記事へのコメント
カフェオレとカフェラテの違いがわかりました。
Posted by クラケント at 2021年04月30日 07:15
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