2013年07月10日
水飲(すいはん)で気分は王朝貴族
今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガからです。
【水飲(すいはん)で気分は王朝貴族】
毎年、毎年、今年の天候はおかしいと言われ続けていますが、今年は梅雨らしい梅雨もなく、特に西日本では一足飛びに真夏に突入してしまったかのような感があります。
暑さのために食欲をなくしている人も多いのではないでしょうか。
真夏に食欲をなくすのは昔の人も同じだったようで、平安時代に書かれた源氏物語や枕草子にもさまざまなエピソードが紹介されています。
そのなかに水飲(すいはん)というものが登場します。
今でいうところのお茶漬けの元祖になるのですが、ご飯の上に瓜の漬物や川魚を発酵させたものをのせ、その上から水をかけて食べるといういたって簡単な料理です。
源氏物語では主人公の光源氏や王朝貴族が水飯をおいしく食べる話が語られています。
現代と違ってクーラーもなければ冷蔵庫もない時代、せめてもの涼の取り方だったのでしょう。
食欲がないからといって食事を控えたのでは、暑さに立ち向かうことはできません。
ごはんに梅干し、そこに冷たいお茶をかければ、現代版水飲の出来上がりです。
王朝貴族の気分になって流し込めば、暑さも忘れることができるかもしれませんね。
※このところの急激な暑さは、とても厳しいですね。
このような涼の取り方、いいかもしれません。
Posted by makishing at
07:14
│Comments(0)