2017年12月19日

村のブランド化に繋がったヒット商品


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【村のブランド化に繋がったヒット商品】を紹介致します。





【村のブランド化に繋がったヒット商品】



皆様は、高知県の市町村で人口が2番目に少ない村をご存知でしょうか?


人口が約900名と小さい村ですが、四国以外の方にもよく知られた村があります。


その村とは、「馬路村」。
名産品がゆずとして知られる村です。


今日は、この馬路村のヒット商品についてお伝えしたいと思います。


いまは、ゆずの産地として有名な馬路村ですが、もともとは林業が主な産業でした。


しかし、資源の枯渇や価格競争などの逆風を受けて、林業は徐々に衰退していきました。


村の面積の90%以上が山林で耕地面積が少ない馬路村では普通の農業は成立しにくい場所です。


そんな状況の中、たどりついたのが、ゆずの栽培でした。


ゆず栽培の本格化に伴い、収穫量は増えましたが、高知県外ではゆずを使う習慣がなかったため、売上はなかなか伸びませんでした。


そんな中、ゆず自体を販売するのではなく、ゆずの加工した商品を開発して販売しようと方針を転換しました。


その中の一つが「ゆずジュース」です。


すっきりとした味わいで、ゆずの香りがほのかに加わってゴクゴク飲めると評判になりました。


この「ゆずジュース」にはネーミングも工夫しています。


商品名は、「ごっくん馬路村」と言います。


産地である馬路村の名前がついて、のどかなイメージが加わったこともあり、ヒット商品になりました。


また、ごっくん馬路村は、商品としてヒットしただけでなく、村全体をブランド化し、名産品の売上UPに繋げることにも成功しました。


このようにブランド化に成功した馬路村では、ジュース工場などの雇用の創出や観光客が年間6万人以上も訪れるようになり、村に活気が戻ってきました。


この事例は、ヒット商品が生まれるとともに地方創生にも繋がる良い成功事例だと思います。


この先も地方都市からたくさんのヒット商品が出てくることを期待したいですね。





※地方の創生や再生が叫ばれる中、見事にヒットした地方都市です。

他の地域も、地域自身もそうですが、地元の地銀さんなども巻き込んで、こうしたことを、やっていけたら、素敵ですね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 06:31Comments(0)