2022年02月01日

箱根駅伝の優勝監督が語る「勝てる考え方」 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【箱根駅伝の優勝監督が語る「勝てる考え方」 】を紹介致します。

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1月2日、3日に行われた箱根駅伝を見て、 母校の活躍に興奮したり、あるいは、ランナーたちがひたむきに走り続ける姿に感動した!という想いが 今まだ残っているという方も、いらっしゃるかもしれません。

今回ご紹介するのは、箱根駅伝優勝記念として、この本です。

『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(原 晋 著/アスコム 刊)

著者の原さんは、青山学院大学の陸上競技部監督。駅伝の監督でもあります。

原監督は就任6年目で青山学院大学を33年ぶりに箱根駅伝出場へ導き、翌年には41年ぶりのシード権を獲得。

9年目には出雲駅伝で同大学初の「三大大学駅伝」での優勝を達成します。

そして2015年、2016年、2017年、2018年と箱根駅伝で史上4校目の総合4連覇を果たします。

このように、原監督は青山学院大学を駅伝の強豪校に育て上げていったのです。

そんな原監督、メディアにも登場することも多く、ご存じの方も多いかもしれませんが、実は青山学院大学の監督に就任した当時、陸上の指導経験はなかったのだそうです。

高校時代に全国高校駅伝大会で準優勝した以外は、大学時代も目立った成績を残せず、実業団の陸上部でも5年で退部、引退するという華々しいとは言えない競技人生でした。

そしてその後、原さんは営業マンとしての道へ進みます。

この営業マンとしての活動が転機となり、会社でもトップクラスの成績を上げます。

青山学院大学から陸上部監督就任の話があった際、原さんは指導経験がないにも関わらず、なぜか自信があったと振り返ります。

それは、営業担当として実績を積む中で、チームを作り上げるためには何が必要か、人を育てるとはどういうことかなどを学んできた自信があったから。

それはスポーツの現場でも変わらず、上手くいくという自信があったからだそうです。

青山学院大学は、笑顔でタスキをつなぐことが初優勝の当時、大きな話題になりました。

今年の大会でも、原監督は再三再四、監督車から選手に向けて「スマイル」と声をかけていました。

原監督は「笑顔だから結果が出た」のではなく「結果を出すために努力してきた自信から、自然に笑顔になった」と言います。

そして、「常識を覆すこと」の大切さを本書では説いています。

長距離ランナーは黙々と、淡々と表情一つ変えずに走るもの・・・というイメージ、常識があるからこそ、青山学院大学の笑顔が話題になったのではないか。原監督は、本書でこう分析します。

そして原監督はそれまでの大学陸上界の常識を破ることばかりしてきた、と言います。

例えば、箱根駅伝では「花の2区」と呼ばれ、各校共にエースを2区に投入するのが常識です。

しかし、原監督はイメージよりも、そのコースに合わせた選手起用をする、と言います。

つまり、2区に適した選手がエースであれば、迷わずエースを起用しますが、エースでも2区に合わない選手は走らせない。「3区がエース」でも構わない、という考え方だといいます。

「今まではこうしてきた」とか、「前例がない」といったことよりも、どうしたら強くなれるか、どうしたら勝てるのかを考え、工夫することを大切にしているのです。



(参考資料)
『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』(原 晋 著/アスコム 刊)





※青山学院大陸上部監督の原晋さんを、知らない方は、もう居ないと思います。

原晋さんの、素晴らしいチームビルディングを、見習いたいと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

  


Posted by makishing at 06:17Comments(0)