2011年01月09日

人を喜ばせる〔その6〕




今日は、ある本からの抜粋(要約)です。



☆個人的なことをさりげなく祝える人とは?



年をとることに対する考え方は、人によってまちまちだ。早く大人になりたいと願う子供は当然、早く四十代の女性になりたい人もいる。しかし、年をとりたくないと考える人が一般的である。身体の衰え、記憶力、頭脳の働きも鈍くなるので、年をとるのを歓迎しないのは当たり前であろう。しかし、他ならぬ、その年をとる日、つまり誕生日の到来は歓迎するものだ。


従って、その日を祝ってもらったら、嬉しく思う。「誕生日おめでとう」と言ってくれるだけで十分だ。そう言われれば満面の笑みと共に「ありがとう」という言葉が素直に口から出てくるはずだ。


誕生日を覚えておいて、祝意を表してみるとよい。しかし、それほど親しくない人に言うのは慇懃無礼になるきらいがあるので注意を要する。事務的、形式化してしまっては、なんの有り難みもなくなる。


相手と自分との関係をよくよく分析してみて、相手が素直に祝意を受け取ることが出来る背景、環境を確かめるのが先決だ。慎重に考え、よく考えたうえにしたほうが無難だ。


相手が職場の上司、先生であるとかの場合、カードやメールを出したりしてみる。そうしたコミュニケーションの伝達手段を通すことにより、個人的馴れ馴れしさが多少希薄になる。


面と向かったら恥ずかしがる人でも、全く抵抗なく受け取ることが出来る。誕生日を覚えていることによって、その人の存在が貴重なものであるというメッセージは的確に伝わり、気持ちは相手の心に印象的に記憶されるのだ。





※「慇懃無礼な祝い方、していないか!」・・・私は、この文章を読んで、先ずハッとしました。

お祝いを伝える方法も含めて、見直す必要性を感じてしまいました。

お読み頂き、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 00:15Comments(0)