2015年05月08日

おでこと頭の境目はどこ?


今日は、『モヤモヤすること』(副題:どうでもいいかもしれないけど、ちょっと気になる疑問を徹底調査)からです(一部要約、削除)。





『おでこと頭の境目はどこ?』


この設問が“首と顔の境目はどこ?”だったら、あごの下と即答できますよね。細く長いところが首で、その上からが顔になります。

では“おでこと頭の境目”だったら、どうでしょう?何となく正面を向いて鏡を見たときに映る顔の上部がおでこで、髪の毛が生えているところからが頭という認識をしていたら、大きな間違いです。

正解を知る前に、まず頭の骨の仕組みを理解しておく必要があります。頭は脳がある場所です。それを守っている頭の骨は六種類の骨が繋ぎ合わさっていて、脳頭蓋と呼ばれています。

これらの骨とは頭の前方の前頭骨、後頭部の後頭骨、脳の置き場所になっている篩骨と蝶形骨、左右にわかれた頭のてっぺんの頭頂骨と、両サイドの側頭骨のこと。頭頂骨と側頭骨が二つにわかれているので全部で八つになります。

これらが繋ぎ合わさって脳を守り、頭の形を形成しているんです。ちなみに、繋いでいる様子を縫合と呼びます。

骨の中でおでこは前頭骨。つまり、おでこは頭ということになるんです。

このことから、頭は脳が入っている部分を指すということがわかります。そして、この脳を守る骨が、目の上のおでこの部分から、後ろのうなじの上まで広がっているので、おでこは頭ということになるんです。

つまり、眉毛や目のあたりから下が顔で、おでこから上は頭になるんです。





※さまざまな‘境目’を、このブログでも紹介していますが、今回の境目ほど間違いが多いかもしれない内容は、無いかもしれないですね。
  


Posted by makishing at 06:52Comments(0)