2012年03月12日

『多くは失敗の歴史』




今日は、以前勤めていた会社の社内勉強用に頂いた書籍「トヨタウェイのルーツ」から紹介致します。







☆予が今日迄の生涯は、随分波瀾曲折ありて悪戦苦闘。多くは失敗の歴史なりとす。豊田佐吉






失敗を隠匿せず迅速に正し、個人的過誤のみを責めず、常に構造的な問題を探し出して対策をうつ。







◎解説


大正十三(1924)年、佐吉の終局の目的としていた自動織機が、当時世界最高の性能を誇る、「G型自動織機」として完成した。


佐吉は、多くの発明を行い、事業を起こしたが、それは失敗の連続であったと言える。しかし、失敗の度にその原因を追求し、最後に成功をおさめた。


G型織機の高性能は評判を呼び、昭和四(1929)年、当時世界一の紡織機メーカーと言われた英国のプラット社から、特許権譲渡の申し入れがあった。同年十二月、いわゆる「豊田・プラット協定」(特許権譲渡契約)が成立し、特許権譲渡の対価が、喜一郎の自動車研究資金の一部となった。


「豊田・プラット協定」成立の翌昭和五(1930)年十月三十日、佐吉は、波瀾に富んだ六三年の生涯を静かに閉じた。







※誰もが失敗するというのは、明らかです。

後世に名を残している偉人たちも、数々の失敗があります。

今回の学びは「成功だけでなく、失敗も歴史を形作る、重要な材料になる」ということです。

今日も一日、失敗を怖れず、いきましょう!
  


Posted by makishing at 06:59Comments(4)