2014年08月01日

砂糖の歴史コラム


今日は、たまたまお借りした冊子『砂糖の知識』(監修:社団法人全国学校栄養士協議会、編集協力:独立行政法人農畜産業振興機構、発行:砂糖を科学する会)より【砂糖の歴史コラム】を紹介致します。





○砂糖の語源

砂糖の語源は、「Sarkara」。砂糖が最初につくられた古代インドのサンスクリット語で、サトウキビという意味です。これが後に、英語の「Sugar」やフランス語の「Sucre」になりました。また、「Sarkara」の語頭を漢字で「蔗(ショ)」と書き、甘味料という意味の「糖」をつけて、中国では「蔗糖」という言葉が生まれましたが、その後、漢字で変化して「沙糖」や「砂糖」となり、現在では「白糖」といいます。日本では、中国から伝わった「砂糖」が使われています。



○日本の砂糖 伝播経路

砂糖が中国から日本に伝わったのは、8世紀の奈良時代。15世紀には、貴族や武士の間で流行した茶の湯と共に、和菓子が発達。16世紀に南蛮貿易が始まり、長崎が貿易港になると、さまざまな西洋文化と共に砂糖が大量にもたらされました。

18世紀になると、江戸幕府8代将軍徳川吉宗により国内産糖の奨励策がとられ、全国各地に製糖業が広まりました。そして、明治時代に入り、砂糖はようやく一般庶民に行き渡るようになったのです。





※砂糖の歴史は、このようになっていたのか・・・初めて知りました。

普段、親しみのあるモノも、歴史を紐解くと面白いですね。
  


Posted by makishing at 06:12Comments(0)