2014年08月14日
尾崎豊の息子が語る『オヤジの背中』
今日は、数ヵ月前に母から貰った新聞の切り抜きの記事『おやじのせなか』というのを、要約して紹介致します。
【母に聴かせた「15の夜」】
尾崎 裕哉 さん
父であるロック歌手、尾崎豊が26歳で亡くなった時、まだ2歳9カ月でした。自宅の寝室に入ると父がベッドの上で眠っている光景がうっすら浮かぶ記憶です。
5歳で母と米国へ移住しました。母からは父の歌を聞けと言われたことはありません。僕自身、友達と遊ぶのに夢中で。それでも画面の向こうの父は憧れの存在でした。
12歳になった時、父の歌が無性に聞きたくなりました。CDアルバムを携帯音楽プレーヤーに録音して、息継ぎの場所やビブラートの回数を覚えるほど繰り返し聞きました。父が残した71曲は、僕にとっては父からのメッセージそのものでした。
14歳で初めて母とカラオケに行き「15の夜」を歌いました。母は「何で歌えるの?」「しかも似ている」と驚嘆していました。父の影響を受けて、灰色のスエットの首もとをハサミで切ってみたり、ボロボロのジーンズを履いてみたりしました。
尾崎豊を父に持ったプレッシャーはあり、同じ道を歩めば、なかなか前へは行けないと感じています。あと2年で父が亡くなった年齢になります。母からは性格・口癖がそっくりと言われます。
先月、父の23回忌でした。墓前では近況報告・進路相談したり。気持ちが楽になります。ここぞという場面で、形見の金のブレスレットとネックレスを身につける。父が一緒にいる感じがして、安心するんです。
※尾崎豊さんが亡くなった時の年齢になろうとする、息子の裕哉さん。
彼の心の中がストレートに表現されている文章です。
今年もお盆がきました。御先祖様のお陰で今があることに感謝し、毎日を精一杯生きていきたいと、感じています。
Posted by makishing at
06:04
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