2023年02月02日

商標が有名になり過ぎた会社 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【商標が有名になり過ぎた会社】を紹介致します。

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【商標が有名になり過ぎた会社】


皆様は「(株)ロゴスコーポレーション」という会社をご存知でしょうか?

緑色のメイプルリーフのロゴに「LOGOS」という文字が含まれたブランドを所有する会社です。

コロナ禍でキャンプが注目されたこともありますので、ご存知の方も多いと思います。

しかしながら、同社は、1920年代に創業し、1997年まで「大三商事」という会社名だったということは、ご存知でない方もいると思います。

同社は、1950年代から業務用のカッパを製造販売する会社として知られるようになり、そのカッパを製造する技術を生かして1985年頃からゴムボートの販売を開始しました。

そのゴムボートにつけた商品名が「ロゴス」という名前でした。

当時、このゴムボートがヒットすると期待していなかったそうですが、アウトドアブームに乗り、順調に売上が伸びていったそうです。

商品が売れれば売れるほど、「ロゴス」という名前の認知度が上がり、その名前に顧客を引きつける力が働くようになりました。

その結果、消費者にとって「大三商事」よりも「ロゴス」の名前の認知度が大きくなりました。

その後「大三商事」→「ロゴス」へと社名を変更せざるをえない状態にまで「ロゴス」の認知度が高まったようです。

一般的に、信頼性の高い商品に同じ商標を使い続ければ、消費者は、商標を記憶します。

そして、次に買い物をする際に、その商標を頼りに、再びその商品を購入する、という好循環のサイクルが生まれます。

つまり、信頼性の高い商品に同じ商標を継続的に使用することで、商標自体に信用力が貯まることになります。

しかし、商標の信用力が高まれば、当然それに便乗してくる業者も出てきます。

マネする業者が出てくると、消費者が類似する商標が付いた商品を誤って購入してしまうこともあるかもしれません。

その模倣品が粗悪品であれば・・その結果は、言うまでもないと思います。

このような事態を防ぐために、商標法は存在しており、商標法では、そのような模倣業者を排除するように色々な事が取り決められています。

したがって、商標法上で認められる商標権を取得し、これによって商標をうまく保護することで、顧客から信頼されるブランドとして確立することができ、商売繁盛の力となってくれることも少なくありません。

商標の大切さがわかる事例ではないかと思い、ご紹介させて頂きました。

アウトドア・キャンプ関連のネタを書いていると、やはり今年も1回くらいはキャンプに行ってみたくなりました。





※『ロゴス』は、知らない人が居ないくらい、有名です。

しかし、今に至るまでのエピソードは、知らない人は多いと思います。

私も『makishing』と聞いたら、ほとんどの人が知っているような感じになるよう、精進してまいります。  


Posted by makishing at 10:23Comments(0)