2012年12月27日
スティーブ・ジョブズ『名語録』より:その6
今日は、『スティーブ・ジョブズ名語録』(副題:人生に革命を起こす96の言葉、桑原晃弥著)より、【何をほしいかなんて、それを見せられるまでわからない。】を紹介致します。
【何をほしいかなんて、それを見せられるまでわからない。】
ジョブズは、技術者でもデザイナーでもない。しかし、ベクトルを指し示す能力は群を抜いている。その能力は「自分がほしいものをつくればいい」という発想に支えられている。
だから、フィールドテストやマーケットテストなどの事前調査をせず、自分の直感とマーケティング感覚で製品開発を進める。それを評して、アップルの古参社員でマーケティング担当役員も務めたマイク・マレーは「スティーブは、毎朝、鏡に映った自分を見て市場調査をしていた」と言っている。
初期のマッキントッシュが製品として優秀でも市場で失敗したのは「そのせいだ」が、iMacやiPodが成功したのは「そのおかげだ」と言われる。世界にまだないものをつくることを重んじるジョブズは、新製品開発段階での市場調査はさほど重視しない。iPodに関しても、業界トレンドなどを注意深くウォッチしていると断ったうえで、こう言っている。
「これだけ込み入った製品の場合、フォーカスグループをもとに設計するのはとても難しい。自分が何をほしいかなんて、それを見せられるまでわからないことが多いものだ」
※『何をほしいか、見せられるまで、わからない』・・・とても衝撃的です。
“世界にまだないものをつくることを重んじる”からこそ、このような発想になるのだと、思います。
Posted by makishing at
08:10
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