2010年01月13日

“足下”に関する諺



今日は、『ことわざハンドブック』からです。



【足下から鳥が立つ】

意味:草むらから急に鳥が飛び立ってびっくりすることから、身近な所で急に変事が起こったり、急なことにあわてふためく様子を言い、別に突然思いついて物事を始める時にも使う。<寝耳に水><足もとから雉子が立つ><藪から棒>などの類語がある。出典は井原西鶴の世間胸算用、『足下から鳥のたつやうに、ばたくさと働きて』から



【足下に火がつく】

意味:災いが思いもかけない身近におこって、あわてふためく様子。<足もとから火がつく>も同じ。



【足下の明るいうち】

意味:日が暮れて足もとが暗くならないうちに早く行け、ということだが、命脈のあるうちに、手遅れにならないよう物事は早く処理せよとの意味も含む。狂言の東西離にも『足下の明るいうちに、とっとと帰らせられい』とある。



【足下を見る】

意味:<足もとにつけ入る><足もとを見てつけ上がる>の類語もある。要するに人の弱みにつけこむことで、昔の駕籠かきが旅人の疲れたのを見越して、法外な料金を要求したことから出た言葉。





※身近な事を比喩したり、急に変化するさま、又は、その時の人の状態を諺にしていますね。“足下”って、全ての基礎・基本なんですね。
  


Posted by makishing at 05:30Comments(2)