2018年12月01日

財閥について


今日は、11月30日(金)読売新聞経済欄より【財閥について】を紹介致します。





Q:財閥とは。

A:同族によって出資・支配された持ち株会社を中核に、多角的に事業を営む企業群を指すことが多い。江戸時代までに祖業の事業を始めた三井や住友、続いて創業した安田、三菱を加え、戦前は「4大財閥」と呼ばれた。

第2次世界大戦まで、工業化や経済発展という国家目標の中心的な担い手となった。1945年以降、軍国主義の経済的基盤になったと見なした連合国軍総司令部(GHQ)は、4大財閥などを対象に持ち株会社の解散や株式所有の分散などを断行した。いわゆる「財閥解体」だ。



Q:財閥系企業グループはいかに生まれたのか。

A:GHQの占領政策の終了後、旧財閥系の企業は徐々に再結集を進めた。旧三井財閥では、いったん解体された中核の三井物産が59年に統合し、2年後には18社の社長が集まって「二木会」が発足した。住友は「白水会」、三菱も「三菱金曜会」の名称で同様の社長会を設立した。

富士、三和、第一勧業の旧都市銀行3行も、それぞれ有力な融資先企業を集めた社長会を作り、旧財閥系の三つと合わせて「6大企業集団」と称された。戦前の財閥とは異なり、企業同士が数%程度の株式を持ち合う緩やかな関係が中心のグループとなった。



Q:現在の活動は。

A:三菱、三井、住友の3大グループでは、月に1回程度、社長らが集まって国際情勢や景気、各社の事業について意見交換するほか、商標管理や社会貢献活動などを行う。企業取引で同じ企業グループを優先している例は多い。

グループ内の企業に不祥事や経営危機などが起きた際は、対応を協議する。2016年の三菱自動車による燃費データ改ざんでは「三菱金曜会」が、15年以降の東芝の不正会計問題では「二木会」が、それぞれ両社の経営支援や救済策を話し合った模様だ。





※とても、勉強になりました。

正直、財閥について、全然知りませんでした。

社会科の教科書にも、さほど詳しく載っていなかったように、思います。
  


Posted by makishing at 09:38Comments(2)