2020年11月24日

ストックホルム症候群の心理に迫る実録犯罪映画『ストックホルム・ケース』


今日は、J:COMマガジン(発行/(株)ジェイコムウエスト北摂局)、企画・編集/(株)ジュピターテレコム (株)東京ニュース通信社)の11月号の中の〔映画館へ行こう〕のページより【ストックホルム症候群の心理に迫る実録犯罪映画『ストックホルム・ケース』】を紹介致します。

〔★緊急!コロナウィルス対策、業績向上支援無料個別相談、実施中(詳しくは、4/28のブログにてご確認ください)★〕





誘拐事件や監禁事件などで、被害者が犯人と心理的なつながりを築く心理現象を「ストックホルム症候群」と呼ぶ。本作はその語源となった、実在の銀行強盗事件を描いた犯罪映画だ。

時は1973年。スウェーデンの首都ストックホルムで、2人組の強盗犯が3人の人質を取って銀行を占拠。現金と車を要求して逃走を計画する犯人たち。

だが、警察が彼らを銀行の中へ封じ込めようとしたことから、いつしか犯人と人質の間に奇妙な共感が生まれていく・・・。

愚かで乱暴だが、どこか人間臭くて憎めない強盗犯コンビ、人質の安全よりも自分たちの権威が傷つくことを心配する首相や警察。善悪の立場が逆に見えてくる極限下の攻防戦を通して、いつしか観客も人質と同じく犯人たちに感情移入してしまう。

つまり、人質の心理状態を追体験することになるのだ。それこそが本作の醍醐味。まるで不条理なブラック・コメディーのごとく、混乱の中に人間のおかしさや哀しみを投影していく演出も面白い。





※このような犯罪心理を追求する、代表的な映画があるとは、全く知りませんでした。

一度、鑑賞してみたいと思います。  


Posted by makishing at 09:08Comments(0)