2021年06月04日
女性科学者に贈られる猿橋賞受賞
今日は、読売新聞5月31日(月)総合欄より【女性科学者に贈られる猿橋賞受賞】を紹介致します。
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【女性科学者に贈られる猿橋賞受賞】
田中幹子さん(50)
人間の手足にアヒルのような「水かき」がないのは、受精卵から手足ができる過程で指の間の細胞が消えるためだ。この現象は酸素の濃度が高いと起きることを突き止めた。生物が海から陸上に進出し、大気の豊富な酸素にさらされて体が進化した可能性を示し、「独創的」と高く評価された。
原子核物理の研究者だった父親の影響で、子供の頃から理科が好き。父親と市販の実験キットで遊ぶのが楽しみだった。だが、高校時代は「生物学は教科書を読んでも分からないことばかりで、得意ではなかった」。それでも生物学者の道を選んだのは「一番分からないから、一番面白いだろうと直感したから」という。
東北大大学院時代は、博士号を取るまで土日も休まず研究に没頭。人脈を広げようと日本を飛び出し、英米で6年間、世界の研究者と共同研究を進め、次々と成果をあげた。「優れた業績があれば敬意を払われる。女性ということを不利に感じたことは全くない」
山形大に勤める夫(46)も生物学者で、水かきの論文も共著だ。「毎日の電話の半分は研究の議論。サイエンスが趣味だから」。浮かんだ疑問が解けた時の例えようもない喜びが、科学の最大の魅力という。
(科学部 江村泰山氏)
※このような分野の、こうした賞があるのを、全く知りませんでした。
飽くなき探究心が、とてつもない結果・成果を産み出し、世の中の役に立てることを、田中幹子さんが証明していますね。
本日も、ありがとうございました。
Posted by makishing at
08:27
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