2021年06月03日

進化しつづけているロングセラーの玩具 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【進化しつづけているロングセラーの玩具】を紹介致します。

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【進化しつづけているロングセラーの玩具】


ご存知の方も多いと思いますが、野球盤は、大人も子どもも一緒になって楽しめるボードゲームです。

そのパイオニアは、エポック社の野球盤で1958年に初代が発売されました。

その後、モデルチェンジを繰り返しながらロングセラーを続けており、累計販売台数は1400万台を超えています。

野球盤の生みの親は、同社の創業者である前田竹虎氏です。

前田さんは、出版社の社員時代にジグソーパズルの事業を成功させ、商品開発の面白さを知りました。

その後、新しい商品として考えたのが「野球」を題材にした商品でした。

それまでにも野球ゲームをうたう商品はありましたが、一人で遊ぶパチンコゲームのようなもので、現実の野球とは、かけ離れていました。

前田さんは、「野球の面白さは、球を投げて、球を打ち、球を捕ることにある。」と思い、これをゲームで再現しようと考えました。

そんな中、前田さんはジグソーパズルのピースが空いたところにビー玉が転がって入るのを見て、ポケットに落とす「捕球システム」を思いつきました。

そして、投球はバネを利用し、バットはゼンマイで回転させるような仕組みを開発しました。

リアルな動きを再現することに成功し、発売した初代からヒット商品となりました。

その後、70年代にフォークボールを再現すべく、球を盤の下に落とすことで「消す」仕組みを考案し、72年に初搭載した商品が大ヒットしました。

90年代は、ファミコンやサッカー人気に押されて低迷するも2000年になると一転し、今度は初代レトロブームが来て、初代の復刻モデルが大ヒット。その後も様々な進化を遂げています。

例えば、従来は、ボーリングの玉のように球を転がして投球していました。しかしながら、2015年に搭載された「3Dピッチングシステム」では、投手の球が空中を飛び、打者までノーバウンドで届くのが特徴でリアルな野球を盤上に再現しています。

近年では、上記ブームの当時の子供が大人になって子供に買い与える世代となり、世代を超えて支持される野球ゲームとなりました。

任天堂スイッチやプレイステーションなどのゲームもたくさんの魅力はあると思います。

一方で、野球盤のような昔ながらのアナログ商品だからこそ、感じ取れる面白さもあると思いますので、「3Dピッチングシステム」搭載の野球盤を試されていない方は久しぶりに遊ばれてはいかがでしょうか?


<エポック社の野球盤>
https://epoch.jp/ty/yakyuban/





※野球好きな私は、物心ついた頃から野球盤で遊んでいました。

ただ、家には無かったので、もっぱら友だちの家で、していました。

子どもが遊ぶゲームがデジタル化する中、近年のボードゲームの注目は、玩具の原点回帰のような気がしています。

子どもも大人も、楽しみましょう。  


Posted by makishing at 09:02Comments(0)