2012年02月04日

少しの違いが‘大きな違い’




今日は、たまたま手にした『納税月報2月号』の「国際化時代の日本語表現」より【少しの違いが大きな違いに】を、紹介致します。





例えば、アルバイト先のスーパーのレジで、「袋、ご利用になりますか」の意味で「お袋、ご利用になりますか」と言ってしまった事例が紹介されている。日本語では「お」をつけると全く意味が変わる場合がある。「釣り」と「おつり」、「つまみ」と「おつまみ」、「冷や」と「お冷」、「釜」と「おかま」、「にぎり」と「おにぎり」などがそうである。

もう一つの例を挙げる。「行かないほうがいい」は「行かないでください」より確かに柔らかく聞こえる。が、「〜したほうがよい」を用いる際は、場所や相手を考えないと、きつい印象を与えてしまう。先輩や上司に向かって、「結婚したほうがよい」は言えないのである。

中国人は日ごろ漢字を使っているから、同じく漢字圏の日本語は中国人には覚えやすい、と言えるだろう。簡単な会話ならすぐ身につけられる。が、日本語は入門は簡単だが、学習すればするほど難しくなる。特に敬語や助詞などが学習者を悩ませ、配慮表現は最も難解である。






※中国人の方が執筆されていた記事でした。

ここ数年で、沢山の中国人の方々が、日本に来られています。

「お」や「ご」を付けたり、尊敬語・謙譲語・助詞・助動詞の使い方など、私たち日本人も悩んでしまうことは、けっこうありますね。

日本語の難しさ、思い知る毎日です。
  


Posted by makishing at 06:55Comments(6)