2020年12月22日

なぜ、マーケティング・ディレクタ ーは正社員採用しない方がいいのか?


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【なぜ、マーケティング・ディレクターは正社員採用しない方がいいのか?】を紹介致します。

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今日のテーマは、「なぜ、マーケティング・ディレクターは正社員採用しない方がいいのか?」と言うお話です。

理由はいくつかあるのですが、実は正社員として雇用する方が、マーケティング・ディレクターのパフォーマンスが悪くなる場合があります。

まず、マーケティング・ディレクターも人間ですから相性がありますよね。

正社員として雇用した場合、純粋にマーケティングキャンペーンだけに専念することは難しいと思います。

なぜなら、他の社員の目があるので、本来業務以外のことを手伝う必要が出たり、一人だけ違う動きをしていると「アウェイ」感が漂ったりするからです。

また、能力、実績、期待する成果が大きくても待遇面で差をつけにくいのでマーケティング・ディレクターのモチベーションを下げてしまう結果にもなりかねません。

さらに、採用市場の状況から見ても、今、マーケティング・ディレクターの年収レンジは高い水準にあるので、直接雇用すると人件費がかなり高くなります。

そういうリスクを防ぐためにはマーケティング・ディレクターは外部の人材で特定のキャンペーンだけに専念してもらった方が経営者にとっても本人にとっても良い結果になるはずです。

さらに、キャンペーンを実行するのに必要な様々な人材もディレクターが自分で「やりやすい人」を集めてくれれば、社内の人的リソースを取られずに済みます。

しかも、ディレクターとしても、細かい指導が必要ないので仕事がしやすいわけです。

もう一つ、マーケティング・ディレクターを直接雇用しない方が良い理由があります。

それは「退職」リスクです。

もちろん、外部の人材であっても、突然、連絡が付かなくなってしまう、いわゆる「飛ぶ」リスクがあります。

しかし、外部の人材であれば、ほとんどの場合、企業間の契約ですから、担当者が抜けたとしても、代替えの人材に対応してもらうなど、対応してもらうことが可能でしょう。

少しドライな言い方ですが、メンバーが変わってもプロジェクトがきちんと成果を出してくれれば問題ありません。

しかし、自社で雇用している人材の場合は、万が一、退職してしまうとリカバーがかなり難しくなってしまいます。

さらに、社内の人材一人に業務が依存していると「仕事が人につく」という現象が起きます。

仕事が人につくというのは、ノウハウや仕事に必要な情報が組織に蓄積されず個人にだけ集まる現象です。

「人に仕事がついた」状態で正社員のマーケティング・ディレクターにやめられてしまうと他の人が引き継ぐことができません。

その結果、プロジェクト自体を止めざるをえなくなるのです。

実は、お話してきたマーケティングディレクターを直接、正社員で雇わない方が良い理由は、お客様から伺ったお話を元にしています。

つまり、既にそうした事例がいくつあるんです。

マーケティング・ディレクターは貴重なレア人材ですから、出会うと自社の社員として雇いたい!という誘惑に駆られます。

実は、私も同じです。

しかし、正社員として採用すると、お話したようなリスクがあるので、まずは外部のパートナーとして参画してもらうのが良い方法だと思います。





※筆者の方は最後に『優秀な人材には正社員として、自社にフルコミットして働いて欲しい!と経営者なら誰でも思いますよね。私もこの話を書きながら、少し複雑な気持ちになりました』と、締めくくっていました。

違う業界でも、充分ありうる出来事だと思います。

私も、過去に思い当たる事が、ありました。

こうした失敗は、誰も幸せにならないので、気をつけましょう。  


Posted by makishing at 08:06Comments(0)