2021年04月27日

「器」の大きさ


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【「器」の大きさ】を紹介致します。

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【「器」の大きさ】


会社で回覧された週刊ダイヤモンドの中のコラムで面白い記事を見つけました。

「二人の加藤」と言う題で、戦国武将の二人の器にまつわるお話です。

その「器」の話も、現物の「器」に人としての「器」が重なっていて面白いエピソードとなっています。

ライターは瀧澤中氏。では「二人の加藤」、どうぞ。




加藤清正と加藤嘉明。

賤ケ岳の七本槍として活躍した2人は秀吉の天下統一戦で大活躍。

後に清正は肥後で54万石。嘉明は会津43万石の大名となる。

面白いことに2人の加藤には同じような“器”をめぐる逸話が残っている。

加藤清正の小姓が大切な茶器を割ってしまった。

「誰が割ったのか」怒りに任せ切腹を命じかねない清正の気性をしっている小姓たちは、犯人をかばい黙っていた。

清正がなおも追及すると小姓の一人が「たかが器一つと武士の命を引き換えにするようなことがあってはなりませんので、皆で(割った)当人を隠すことにしました。誰が犠牲になろうとも申し上げるわけにはまいりません」と清正を諫めた。

清正、これには参った。言われてみればその通りである。

清正は自らの態度を恥じ小姓を許した。


他方、加藤嘉明。彼の小姓は10枚揃っていた秘蔵の皿の1枚を割ってしまった。

嘉明はそれを聞くと残りの9枚をことごとく打ち割ってしまった。

なぜ残った9枚を壊したのか。

恐る恐る小姓が嘉明に尋ねると「残った皿を見るたびにお前も嫌な思いをするであろうし、わしも『割ったのは誰であったか』とつまらぬことを考える。名器と言えども災いをもたらすから壊したのだ」

2人の加藤が「器」で示した「器」の大きさ。心の広さ。


日本でもワクチン接種が始まったが、新型コロナウィルスの感染は現在も続いている。

誰も求めて罹患するわけがない。

罹患したことを責めない「器」の大きさ、心の広さ、つまりは気持ちにゆとりを持つことが、こういう環境下ゆえになおさら必要ではなかろうか。





※器に関する歴史上の人物のお話でした。

不測の事態に、どのように対応・対処するかで、器の大きさが、解ります。

一年以上に渡る事態を、冷静沈着に受け止め、明るく楽しく朗らかに、過ごしていきたいと思います。

本日も、ありがとうございました。  


Posted by makishing at 07:09Comments(0)