2009年05月03日
『天使に守られた妊婦』
ある本に載っていた実話です。
1994年4月、ロサンゼルスで人種差別に対する、黒人が起こした暴動が起こっていた。これは、白人警官が黒人に暴行した、ロドニー・キング事件から起こった。
犠牲者は増え続け、3日間で50人以上が死亡していた。そして不幸にも、妊婦で臨月を迎えていたエルビラ・エバースも巻き込まれた。
逃げる彼女の下腹部に、何かの激しい衝撃が走った。「おい、奥さん、大丈夫か!あんたお腹を撃たれているぞ!」誰かが叫んだ。何と、エルビラのお腹から血が流れ出している。銃弾がお腹を直撃し、このままでは彼女も胎児も命が危ない。
通報により、救急車が駆け付けた。「お願い神様、お腹の赤ちゃんを助けて!」エルビラは、薄れゆく意識の中で、胎児の事を心配して祈り続けていた。
病院に着いて、緊急手術が行われた。ところが、医者はエルビラのお腹をメスで開いて、更に驚きの声を上げた。「胎児が銃弾を防いでいるぞ!」
それは正に奇跡だった。銃弾は胎児の右肘の所で止まっていたのだ。つまり、胎児がボクシングの防御の姿勢でガードして、右肘で銃弾を防いでいたのだ。
「銃弾を防いだ赤ちゃんの肘の傷も軽傷で、母体も無事だ。これはまさに奇跡だ!」手術した医者は、この驚くべき事実を興奮気味に説明した。
胎児が銃弾を肘で止めていなかったら、銃弾が母体の背骨を傷つけ、危うくエルビラは下半身不随になる所だったと言うのだ。
運命の偶然により、エルビラ・エバースとお腹の赤ちゃんは奇跡的に助かった。もしかすると、彼女のお腹の赤ちゃんは、元々こうした宿命を持って生まれてきた、可愛いい守護天使だったかもしれない。
※生まれる前から“親子の絆”を強く感じる、素晴らしい実話です。
Posted by makishing at
06:44
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